『週刊少年ジャンプ』で連載され、アニメ化もされた『るろうに剣心 –明治剣客浪漫譚–』を原作とした実写版『るろうに剣心』

佐藤健主演の『るろうに剣心』(2012年)、『るろうに剣心 京都大火編』と『るろうに剣心 伝説の最期編』(ともに2014年)と大ヒットをとばした話題作です。

そして、2021年4月23日より『るろうに剣心 最終章 The Final』、6月4日からは『るろうに剣心 最終章 The Beginning』の2部作で公開されます。

シリーズの集大成といわれる完結編2部作。そんな『るろうに剣心 最終章 The Final』を見た方のSNSでつまらないって声がありました。

これまでが大ヒットだっただけに、気になる方もいるはず!

そこで、「るろうに剣心実写映画はひどいしつまらない・面白くない?面白いという声も」と題し、リサーチしてみます。

 

※実写映画「るろうに剣心」のシリーズ全作を無料で見る方法をこちらの記事でご紹介していますので、あわせてどうぞ。

るろうに剣心実写映画はひどいしつまらない・面白くない?

では、早速、ひどい、つまらないっていった声をリサーチしてみます。

原作と違ってつまらない

まず、原作通り、再現されているところはひとつもないって声です。

原作と実写映画では名前は同じですが、そもそもキャラクターの設定など異なります。

主要キャラクターである主人公の剣心とヒロインの薫を抜粋し、その違いをまとめます。

  • 緋村剣心:代名詞である緋色(赤)の着物ではなく、灰色の着物を着ている。実写版では、飛天御剣流の必殺技名を叫ばない。
  • 薫:原作では「泣き虫!」というくらい泣くシーンが多々あるが、実写版では一切泣かない。

原作を読んだファンは、原作のイメージで映画を見ちゃいますので、違う設定であることを受け入れられず、つまらないと感じたのかもしれませんね。

 

とはいえ、個人的には原作と違うキャラクター設定でも楽しめる作品に仕上がっていると思います。

まず剣心ですが、原作では、緋村の名前からか緋色の着物を着用していますが、灰色の着物が多くなっています。

また、戦闘中に飛天御剣流の必殺技名を叫ばず、バトル中の心理描写などもほぼカットされています。

灰色の着物の剣心もステキで、技名のセリフカットにより、殺陣のテンポが非常に良く、スピード感のある迫力のある剣劇アクションとなっていてカッコいいです!

 

そして、ヒロインの薫。原作では、泣き虫キャラの設定ですので、敵を目の前にしたときに気丈な態度を取るのがかっこいいと思っちゃうかもしれませんが、実写版の薫もめちゃくちゃかっこいいんです!

本作で、剣心の亡き妻・巴(有村架純)にまつわる過去と、その過去が生み出してしまった怪物・雪代縁(新田真剣佑)が登場します。

その2人の登場に、剣心と薫の関係性もこれまでにないほど大きく揺らぎます。

すべてを受けとめる薫の強さが見事に表現されており、それを体現できる武井さんの演技がカッコいいんです!

 

このように、原作と違うキャラクター設定だからこそ、原作とはまた違った視点で楽しむことができますね!

ストーリーがイマイチ

続いて、ストーリーがイマイチといった声です。

映画としての尺に収めるという部分で、展開が早すぎて物足りないと感じたのかもしれませんね。

原作は重厚なストーリーとなっていますので、全てを実写版に落としこむことは難しいかと思います。

2時間という制約の中で詰め込まれているところもありますが、剣劇アクションなどスピード感のあるストーリーは息をのむあっという間に過ぎていきます。

さらに、6月公開の「The beginning」もあります!

物足りないと感じた部分を「The beginning」で補完してくれることも十分に予想されます。

次回作にも期待が膨らみますね。

「The beginning」を要チェックです☆

映像がグロイから苦手

続いて、映像がグロイといった声です。

  • かなり血が噴き出す映像が多い
  • 殺し方が残虐なところがある

予告でも流れる刀で首を跳ねるシーンや劇中でも刀で押し付けて殺すなどのシーンなどは少し残虐的かもしれませんが、『るろうに剣心』シリーズではお馴染みの描写ですよね。

苦手な人は目を背けたくなるかもしれません。

ただ、映画『るろうに剣心』は映倫区分はG指定で、年齢制限などありません。

このようなグロイシーンもありますが、アクションをより盛り上げるシーンとして、必要な要素かと思われます。

アクションが物足りない

続いて、アクションが物足りないって声です。

  • チャンバラごっこに見えてしまう
  • 剣に重みを感じないため、迫力が足りない

アクションシーンにスピード感を重視したアクションシーンは刀の迫力といった視点でみると劣るかもしれません。

日本のよき時代劇のように、刀という迫力を期待してしまうとチャンバラごっこや剣に重みを感じないという声につながってしまったのかもしれません。

アクションシーンはこの映画の見どころなのですがこういった不満と思われる声もありました。

それでは、続いて、面白いっていう声もリサーチしてみます。

るろうに剣心実写映画は面白いという声も

殺陣とアクションが凄すぎ

アクションシーンが物足りないって声もありましたが、アクションシーンがよかったという声が圧倒的に多かったです。

運動神経も求められる殺陣。

「るろうに剣心」シリーズの見どころの一つでもある殺陣ですが、その運動神経で抜群の演技を魅せてきた佐藤健さん。

本作では、新田真剣佑さん演じる雪城縁との殺陣のシーンが“美しい”と表現されています。

新田真剣佑さんは本格的に空手を習っていたそうで、動きに違和感がなく、佐藤健さんに引けを取らない殺陣を見事に演じています。

スピード感あふれる殺陣シーンはスクリーンでみるとさらに圧倒されますよね。

アニメで見る凄さと異なりますので、ぜひ実写版をスクリーンで見ておきたいですね☆

 

新田真剣佑演じる雪城縁がはまり役だった

佐藤健さんの剣心がハマり過ぎてるのといった声も多く、本作では特に、新田真剣佑さん演じる雪城縁がそのままのイメージといった声です。

るろうに剣心の敵は、ただおもむろに悪にまみれている訳ではなく、敵となってしまう理由や原因があります。

その理由や原因は、戦乱の世では仕方のないと言える悲しみが含まれていることが多いのですが、新田真剣佑さんが演じる雪代縁も深い悲しみを抱えており、その感情の表現が非常に重要です。

戦闘シーン以外の表情なども表現やビジュアルであったり、雪代縁の感情を上手く表現していることの証だと思います。

また、新田真剣佑さんの筋肉美にキュンキュンしたファンも多いですね。

難しい役どころに加え、前作の最強の敵・志々雄真が描かれたあとの本作というプレッシャーもあったかと思われますが、新田真剣佑さんはそのプレッシャーを感じさせず、本作のために体も鍛え上げ、素晴らしい演技で多くのファンを魅了してくれています。

江口洋介など脇を固める豪華俳優陣もよかった

続いて、江口洋介さんや土屋太鳳さんへの人気の声も多かったです。

今回、主役級をつとめるような豪華俳優陣が脇を固めています。

ヒロインの神谷薫の武井咲さんはじめ、高荷恵の蒼井優さん、相楽左之助の青木崇高さん、斎藤一の江口洋介さんもハマリ役と高評価で、シリーズ化した今ではお馴染みの顔ぶれです。

また、新田真剣佑さんなど敵役も豪華キャストですよね。

これまでシリーズ作品では綾野剛さんや神木隆之介さん、藤原竜也さんなどが登場した殺陣シーンは名シーンでした。

『るろうに剣心 最終章 The Final』では、誰がどういった役どころを演じているのか、見どころ満載ですね☆

まとめ

ここまで、「るろうに剣心実写映画はひどいしつまらない・面白くない?面白いという声も」と題し、リサーチしてみましたが、いかがでしたでしょうか。

ひどいつまらない・面白くない?っていった声がある一方、やはり面白いといった声が圧倒的であることがわかりました。

「るろうに剣心」シリーズとして、1作目公開から10年という歳月が経過し、キャラクター演じる豪華俳優陣たちもその間に積み上げられたキャリアが本作に凝縮されています。

これまでのシリーズ作品同様、「るろうに剣心」完結編2部作は見ておきたい作品のひとつで、ステキな作品に仕上がっています。

ぜひお楽しみください☆