2021年7月4日にTBS日曜ドラマ『TOKYO MER~走る緊急救命室~』が放送されましたね。平均視聴率14.1%でなかなかの好発進!

待っているだけでは救えない命もある」をテーマに、最新の医療機器を搭載した「ERカー」で事故現場や災害現場に向かい、命を救う救急救命医たちの奮闘を描く物語。

鈴木亮平さんが主演を務め、賀来賢人さん、中条あやみさん、菜々緒さん、石田ゆり子さんなどの豪華俳優陣が出演。

毎回、医療モノがはじまるたびに比較対象に挙がる山下智久さん、新垣結衣さんなどが出演した『コードブルー』。今回も似ている!パクり!?と話題になっています!

本当でしょうか?

そこで今回は「TOKYO MERはコードブルーと似てるしパクリ?その理由は?」と題して、リサーチしていきます。

 

『TOKYO MER』の詳しいあらすじ、キャスト、無料視聴できる方法を知りたいという方はこちらの記事をご覧ください↓↓

 

また、コードブルーを無料視聴できる方法もありますので、興味がございましたら是非ご覧ください↓↓

TOKYO MERはコードブルーと似てる?その理由は?

では、『TOKYO MER』と『コードブルー』が似ていると言われている点を、Twitter上の声も紹介しながらリサーチしていきます!

共通点:救急医療がテーマである

『コードブルー』も『TOKYO MER』も救急医療がテーマで、救急救命医が事故や災害現場に向かいます。そこが同じなので似ていると感じるのでしょう。

救急救命という点では、同クールのフジテレビ月9ドラマ『ナイトドクター』とも被っています。

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しかし、夜勤専門であり、おもに夜間の病院内で受け入れてからのストーリーがメイン。災害現場や事故現場に向かうことは今のところメインではなさそうなので違っています。

災害での救命という点では、同じTBS系の大倉忠義さんが主演のドラマ『Dr.DMAT』を思い出した方も多いのではないでしょうか?

災害現場で医療を行うという点で、個人的には『コードブルー』よりも『Dr.DMAT』=「災害派遣医療チーム」に似ている!と感じました。

しかし、『Dr.DMAT』は限られた医療機器で治療を行うことが多かったので、『TOKYO MER』はだいぶ恵まれてます!

TOKYO MERはコードブルーのパクリ?その理由は?

つぎに、『TOKYO MER』は『コードブルー』のパクリかどうかについてリサーチしていきます。

相違点が5点あったので、パクりではないと考察しました!

相違点①:主軸メンバーの人数、構成が違う

1つ目の相違点は、物語の主軸になるメンバーの人数や構成が違うという点です。

『コードブルー』の主軸メンバー:5名(山下智久・新垣結衣・戸田恵梨香・浅利陽介・比嘉愛未) うちフライトドクター/4名、フライトナース/1名 ↓↓

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『TOKYO MER』の主軸メンバー:7名(鈴木亮平、賀来賢人、中条あやみ、菜々緒、フォンチー、小出伸也、佐野優斗) うちドクター/2名、麻酔科医/1名、研修医/1名、ナース/2名、臨床工学技士/1名 ↓↓

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どちらもチーム医療を扱っていますが、『コードブルー』はドクターは全員研修医からスタートし、切磋琢磨する群青劇がメインでした。

『TOKYO MER』は、集まった時から経歴も違うドクター、ナースさらに麻酔科医、臨床工学士がチームとなっていますので、ここの設定が違うと作品の方向性も雰囲気もかなり違ってきますね。

ちなみに、脚本は、どちらも原作のないオリジナルです。

脚本
コードブルー TOKYO MER
脚本 1st・2st season:林宏司「救命病棟24時」「医龍」「BOSS」など

3rd season・劇場版:安達奈緒子

「大切なことはすべて君が教えてくれた」「失恋ショコラティエ」など

特別編SP:金沢達也

「華麗なるスパイ」「ラジエーションハウス」第5話

黒岩勉

グランメゾン東京」「危険なビーナス」映画「キングダム」など

どちらも全く違う脚本家の方で、これまで手掛けている作風も全く違いますよね。

『TOKYO MER』の脚本家・黒岩さんは「災害を破格のスケールの違うエピソードを描きたい」と語られています。

今後、どのように『TOKYO MER』らしさが出てくるか楽しみですね!

相違点②:政治の関与がある

2つ目の相違点は、政治の関与が『TOKYO MER』にはあり、そこは『コードブルー』にはない点です。

『TOKYO MER』は東京都知事・赤塚梓(石田ゆり子)が創設し、北見浩幸太(鈴木亮平)をチーフに任命しました。都知事の点数稼ぎ?などと批判や、厚生労働大臣・白金眞理子(渡辺真起子)がMERを潰そうという動きもあり、出だしから存続に暗雲が…。

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政治が絡んでくると、純粋に医療モノとして見ることができるかちょっと心配ですね。潰そうとする動きのせいで、助けたい命が助からないという描写はやめてほしいな…と思いますが、あるんだろうな…とも思います。

チームメンバーである厚生労働省医系技官・音羽尚(賀来賢人)の動きも気になるので、今後も見逃せませんね!

相違点③:乗り物違い

3つ目の相違点は、事故・災害現場に向かう乗り物が別物という点です。

  • 『コードブルー』は、実在する「ドクターヘリ」
  • 『TOKYO MER』は架空の「ERドクターカー」

『TOKYO MER』は、架空の実在しない「ERカー」

「陸上版コードブルー」とも言われている『TOKYO MER』ですが、MERとは、モバイル・エマージェンシー・ルームということ。現場に駆け付ける「ERカー」は8tの車を6か月かけて改造し作り出された、実在しない架空のもの。最新の医療機器も備え、車内でオペだって行えます!これが実在したら、現場の医師たちにとっては最高の環境だろうという思いのもと作られたそうです。

それに対し『コードブルー』は、実在する「ドクターヘリ」

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「ドクターヘリ」は、移動手段であり、基本的にはいち早く現場に医師を連れていき、一秒でも早く患者を病院に搬送することが目的。

ドクターヘリは2007年に全国で14機だったものが、2017年には50機の配備となり、この快挙は『コードブルー』の放送でドクターヘリとそこで活躍している医師・看護師の姿を見事に描いたことによる成果だと「救急へリ病院ネットワーク」の会長・圀松幸次さんが語られています。

確かに、『コードブルー』をみて、救急医療に関心をもった人、ドクターヘリに乗るフライトドクター志願者が増えたんだと思います。自分も能力があればなりたかったです!

もし、『TOKYO MER』が人気作品になり、社会現象にもなれば、「ERカー」が実際に配備されることもあるかも?しれませんね!

相違点④:災害現場での安全確認がずさん

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4つ目の相違点は、『コードブルー』と『TOKYO MER』では災害現場での安全確認の認識が違うという点がありました。

勇猛果敢に災害現場に突入していく喜多見(鈴木亮平)でしたが、「安全確認は大丈夫なの?」と心配する声があがっていました。

『コードブルー』では、災害現場に向かうとレスキュー隊の安全確認をとっている描写がありましたが、『TOKYO MER』の喜多見は自らの命を顧みることなく現場に飛び込んでいきます。

この点に関して、医療監修や現場の監修はどうなっているのか調べたところ、

コードブルー TOKYO MER
医療監修 日本医科大学千葉北総病院:松本尚、益子邦洋、原義明 東京都済生会中央病院:関根和彦

北里大学 救急救命・災害医療センター:浅利靖

上尾中央総合病院:長谷川剛

消防監修 佐倉市八街市酒々井町消防組合:安藤純一 東京消防庁

このように、それぞれ監修している方が違うので、どちらが正解なのかを判断するのは難しいです。

しかし、先に放送していた『コードブルー』の方がリアリティがありましたし、安全確認を怠ったことで二次災害がおこること(黒田先生の右腕切断など…『コードブルー』)も描かれていたので、後発の『TOKYO MER』には、しっかりと安全確認をする描写を入れて欲しいですね。

まとめ

ここまで「TOKYO MERはコードブルーと似てるしパクリ?その理由は?」と題し、リサーチしてきましたがいかがだったでしょうか?

医療モノということで、必ずと言っていいほど比較対象に挙げられる『コードブルー』。

リサーチしたところ、『コードブルー』と『TOKYO MER』には、救急医療をテーマにしているという点では、似ているということは分かりました。

しかし、何点か相違点があり、パクリではないと考察しました。

『TOKYO MER』の人気が出れば、『コードブルー』の「ドクターヘリ」の認知度が上がったように「ERカー」が今は架空のものですが、実際に配備される可能性もあるかも?このような形で医療が発展したらすごいですよね!

ぜひ、医療従事者に感謝を込めて制作されている『TOKYO MER』には社会も動かすような、人気作品になってほしいと思います!今後も見逃せませんね!