この記事では、「仮面ライダーゼロワン」の無料動画を1話から全話視聴する方法についてまとめています。

  • 「仮面ライダーゼロワン」を無料で見る方法が知りたい。
  • Dailymotion/Pandoraなどの違法サイトでも見れる?
  • 動画配信サービスっていくつかあるけど、どれがおススメ?

    こんな疑問や悩みが解決できる記事になっています。

     

    1971年の第1作から続く、石ノ森章太郎原作の特撮ヒーローシリーズの31代目。「令和仮面ライダー元年」「世界最強の社長はただひとり!オレだ!」をキャッチコピーに、AI企業の社長が仮面ライダーに変身して戦う、令和時代を象徴する作品です。

    舞台は人工知能(AI)を搭載した人型ロボットが実用化された近未来。AI企業の社長と仮面ライダーゼロワンという二つの顔を持つ主人公の飛電或人は、人間とロボットが共存できる世界を目指して、サイバーテロリスト組織をはじめとすると様々な敵との戦いを繰り広げます。

    主演の高橋文哉さんは、仮面ライダーシリーズでは初めての「主役ライダーを演じた21世紀生まれの俳優」です。

    ロボットが自我に目覚め心を持ち始める様子や、対立から共闘へと変化して行く人間とロボットの関係など、子供だけではなく親世代にも楽しめる作品となっています。

     

    本記事の内容

    • 「仮面ライダーゼロワン」の無料動画を1話から全話視聴する方法を2つ厳選してご紹介
      • TSUTAYAディスカス」を使う方法 おススメ
      • YoutubeやDailymotion/Pandoraなどの違法サイトを使う方法
    • 「仮面ライダーゼロワン」を120%楽しむためのあらすじ・キャスト・感想などをご紹介

    この記事を書いているボクは、これまで10社以上の動画配信サービスをタダで利用し、今も複数のサービスを契約しているVODマニア。

    この記事を読めば、「仮面ライダーゼロワン」を無料視聴するための、あなたにとって最適な方法がきっと見つかるはず。

    それでは、さっそく見ていきましょう。

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    Dailymotion/Pandoraで「仮面ライダーゼロワン」を見るのは危険!

    違法サイトは危険

    まず、YoutubeやDailymotion/Pandoraなどの違法サイトで、「仮面ライダーゼロワン」の動画が見れるか確認してみました。

    違法サイト例

    • Pandora(パンドラ)
    • Dailymotion(デイリーモーション)
    • miomio(ミオミオ)
    • 9tsu
    • Kissanime
    • anitube
    • b9

    上記サイトを調査したところ、記事執筆時点では「仮面ライダーゼロワン」の動画は見つかりませんでした。

    調査結果を見る ➡

    pandora仮面ライダーゼロワン

    Pandoraを調査したところ、「仮面ライダーゼロワン」の動画は4件ヒットしました。

    ただしOPや関連のない動画のみで、本編が見られる動画はありませんでした。

     

    DailymotionDailymotion仮面ライダーゼロワン

    Dailymotionを調査したところ、「仮面ライダーゼロワン」の動画は20件ヒットしました。

    しかしこちらも、映画の予告やインタビュー動画のみで、本編が見られる動画はありませんでした。

     

    ただし、今後万が一見つかったとしても、これらの無料動画サイトで視聴するのはおススメできません

    理由はつぎのとおり。

    違法サイトをおススメしない理由

    自分では気づかずに違法行為になる可能性も。ホント怖い。

    また、以下はほんの一部ですが、実際に被害にあった事例も多数報告されています。

    違法サイトは主に海外サーバーが使われてる。取り返しがつかなくなることもあるよ。

    公的機関でも、違法動画の処罰について明記されています。

      あくまでも自己責任ですが、これだけのリスクを抱えて違法サイトで見るメリットは全くありません

      つぎに紹介する公式の動画配信サービスを使って、安心・安全に楽しもう。

      「仮面ライダーゼロワン」の無料動画を1話から全話視聴できる動画配信サービス一覧

      つぎに、国内の主要動画配信サービスでの、「仮面ライダーゼロワン」の配信状況をまとめてみました。

      調査結果を確認する ➡

      〇:無料、△:有料、×:配信なし

      配信サービス 配信状況 無料期間と月額とポイント
      U-NEXT × 31日間無料
      月額2,189円
      600P付与
      TSUTAYAディスカス 30日間無料
      月額2,659円
      1,100P付与
      ディズニープラス × 31日間無料
      月額770円
      ポイントなし
      Hulu × 2週間無料
      月額1,026円
      ポイントなし
      music.jp × 30日間無料
      月額1,958円
      1,600P付与
      FODプレミアム × 2週間無料
      月額976円
      500~900P付与
      ABEMAプレミアム × 2週間無料
      月額960円
      ポイントなし
      dTV × 31日間無料
      月額550円
      ポイントなし
      Paravi × 14日間無料
      月額1,017円
      ポイントなし
      Amazonプライム × 30日間無料
      月額500円
      ポイントなし
      TELASA × 15日間無料
      月額618円
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      Netflix × 無料期間なし
      月額990円
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      調査の結果、TSUTAYAディスカス/TVでのみ、無料視聴できることがわかりました。

      今回は、TSUTAYAディスカス/TVで見る方法を詳しく解説していきます。

      おススメの1つの方法

      1. TSUTAYAディスカスを使う方法 おススメ

      TSUTAYAディスカス/TVを使って「仮面ライダーゼロワン」の無料動画を1話から全話視聴する方法

      TSUTAYAのセットプラン

      TSUTAYAディスカス/TVの概要とメリット・デメリット

      TSUTAYAディスカスは、

      • 動画配信サービス(TSUTAYA TV)
      • 宅配レンタル(TSUTAYAディスカス)

      の2つがセットになったサービス。

      「仮面ライダーゼロワン」はTSUTAYAディスカスを利用して無料で見ることができます。

      TSUTAYAディスカス 仮面ライダーゼロワン

       

      そんなTSUTAYAディスカス/TVの基本情報やメリット・デメリットをまとめてみました。

      TSUTAYAディスカス/TVの基本情報

      項目 内容
      月額料金 2,659円
      無料期間 30日間
      ポイント特典 1,100P
      作品数 10,000本以上(TSUTAYA TVのみ)
      同時視聴 1~2台(作品による)
      ダウンロード機能

      TSUTAYAディスカス/TVの6つのメリット

      TSUTAYAディスカスTVの6つのメリット

      TSUTAYAディスカス/TVの2つのデメリット

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      正直、TSUTAYA TVはほかの動画配信サービスとの違いはそこまでない。でもTSUTAYAディスカスの品揃えはマジでスゴイ。ここでしか見れない作品も多いので、要チェックだよ。

       >>TSUTAYAディスカス/TVを詳しく見る

      TSUTAYAディスカス/TVで「仮面ライダーゼロワン」を見た後におススメの作品

      TSUTAYAディスカス/TVの無料期間は業界トップクラスの30日間。

      なので「仮面ライダーゼロワン」が見終わったら、無料で見れるほかの作品もぜひチェックしておきたいですね。

      TSUTAYA TVのおススメ作品

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      高橋文哉出演作品

      TSUTAYAディスカス/TV 高橋文哉出演作品

      • 仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション
      • 先生を消す方程式。
      • 劇場短編 仮面ライダーセイバー 不死鳥の剣士と破滅の本
      岡田龍太郎出演作品

      TSUTAYAディスカス/TV 岡田龍太郎 出演作品

      • ブスだってI LOVE YOU
      • ゼロワン Others 仮面ライダー滅亡迅雷
      • 超英雄祭 KAMEN RIDER×SUPER SENTAI LIVE&SHOW 2020
      杉原輝昭監督作品

      TSUTAYAディスカス/TV 杉原輝昭 関連作品

      • 宇宙戦隊キュウレンジャー
      • 動物戦隊ジュウオウジャー
      • 快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー en film
      • 劇場短編 仮面ライダーセイバー 不死鳥の剣士と破滅の本

      TSUTAYAディスカスのおススメ作品

      ご紹介する作品は、すべて準新作・旧作に絞っているので、どの作品も無料でレンタル可能です。

      井桁弘恵出演作品

      TSUTAYAディスカス/TV 井桁弘恵 出演作品

      • クロノス・ジョウンターの伝説
      • ひだまりが聴こえる
      • イソップの思うツボ
      • 4月の君、スピカ。
      • 劇場版 ほんとうにあった怖い話 2020 呪われた家
      • 仮面ライダーゼロワン ファイナルステージ
      杉原輝昭監督作品

      TSUTAYAディスカス 杉原輝昭 関連作品

      • ヒーロークラブ 快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー
      • 仮面ライダージオウ
      • 仮面ライダーセイバー
      • HERO CLUB 仮面ライダーゼロワン
      仮面ライダーシリーズ作品

      TSUTAYAディスカス/TV 仮面ライダーシリーズ作品

      • 仮面ライダー×仮面ライダーW(ダブル)&ディケイド MOVIE大戦2010
      • 仮面ライダー×仮面ライダー ドライブ&鎧武 MOVIE大戦フルスロットル
      • 仮面ライダー×仮面ライダー ゴースト&ドライブ 超MOVIE大戦ジェネシス
      • 仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム
      • 仮面ライダー4号 dビデオスペシャル
      • 仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ  MOVIE大戦 MEGA MAX
      • 仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦
      • 他218作品

      >>おススメ作品も合わせて楽しむ!

      TSUTAYAディスカス/TVの口コミ・評判

       >>TSUTAYAディスカス/TV公式で無料おためし

      TSUTAYAディスカス/TVの登録・解約方法

      TSUTAYA登録方法は2ステップ

      登録・解約も簡単ですので、この機会にぜひ登録してみてください。

      【簡単3ステップ】TSUTAYAディスカス/TVの登録手順
      1. TSUTAYAディスカスから「今すぐ30日間無料トライアル」をタップ。
      2. 名前、メールアドレス、クレジットカード情報を入力して、会員登録。
      3. 登録完了メールが届いたら、完了です。
      【簡単3ステップ】TSUTAYAディスカス/TVの解約手順
      1. マイページから「マイメニュー」をタップ。
      2. 「登録情報の確認」から、「サービス解除申請」をタップ。
      3. 「申請を完了する」をタップし、メールが届いたら、完了です。
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      「仮面ライダーゼロワン」の作品紹介

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      ここからは、「仮面ライダーゼロワン」を120%楽しむための作品情報についてお伝えしていきます。

      気になる情報を、ぜひチェックしてみてください。

      基本情報

      タイトル 仮面ライダーゼロワン
      公開 2019年9月1日
      制作会社 テレビ朝日|東映|ADK EM
      公式サイト 仮面ライダーゼロワン
      公式SNS Twitter
      Wikipedia 仮面ライダーゼロワン

      あらすじ・見どころ・感想

      あらすじ・見どころを見る ➡

      令和年間の仮面ライダーシリーズ第1作目となる作品です。

      これからの時代を象徴するべく、人工知能(AI)と人間の関係がテーマに掲げられています。

       

      時代設定はAIが実用化され、「ヒューマギア」と呼ばれる人工知能搭載型の人型ロボットが人々の生活の中で様々な仕事に活躍している時代。

      主人公の飛電或人は売れないお笑い芸人としての生活を送っていたが、祖父である飛電是之助からの遺言でヒューマギアの開発企業である「飛電インテリジェンス」の二代目社長を任命されます。

      一度は就任を断った或人でしたが、サイバーテロリスト組織「滅亡迅雷.net」が怪人「マギア」として操る暴走ヒューマギアが人間を襲っている場面に遭遇。

      或人は仮面ライダーゼロワンに変身、これを撃破し、その後に飛電インテリジェンス二代目社長の就任を受け入れたのでした。

      一方、ヒューマギア暴走事件を捜査する「対人工知能特務機関」A.I.M.S.の隊長であり、仮面ライダーバルカンである不破諫は、12年前に起きた「デイブレイク」と呼ばれるのヒューマギアの暴走事件をきっかけにヒューマギアを憎悪。

      同じくA.I.M.S.の技術顧問であり、仮面ライダーバルキリーの刃唯阿は、出向元である「ZAIAエンタープライズジャパン」の社長である天津垓の指令により、飛電インテリジェンスを陥れようとするのでした。

      戦いが続く中で、滅亡迅雷.netが滅(仮面ライダー滅)と迅(仮面ライダー迅)の2体のヒューマギアで構成され、その目的が人類滅亡と「アーク」と呼ばれる人工知能の復活であることが明らかになります。

      さらに登場する暗殺特化型ヒューマギアや、敵ライダーとの激戦をくぐり抜け滅亡迅雷.netを倒したゼロワンとバルカンなのでした。

      平和が訪れたように見えましたが、ZAIAにより買収されてしまう飛電インテリジェンス。

      新社長に就任し、ヒューマギアの排除を進めようとする垓と或人達の戦いが始まります。

      ZAIAとその支配下となったA.I.M.S.という大きな敵に立ち向かう或人、再結集する滅亡迅雷.net、さらには人類を滅亡させようとするアークが登場しさらなる戦いへと進んでいきます。

       

      「ゼロワン」というネーミングはこれまでのシリーズとくらべると比較的シンプルに聞こえますが、「令和の1号ライダー」、「0と1のデジタル世界で活躍するライダー」、「企業のNo.1である社長がライダーに変身する」など複数の意味合いを持っています。

      本作品は様々な「仕事」の場を舞台として、その環境下で生まれる悪と主人公との戦いを描くことにより子供達には「夢」と「情熱」を持って仕事に向き合うことを、親世代には「AI」について知ることで時代に取り残されない知識を得られるような志向が施されています。

      この作品は本編46話を「滅亡迅雷.net編」「ZAIA編」「アーク編」と分けて構成されており、新しい敵や新しい仲間の登場、キャラクターそれぞれの心の葛藤や立場の変化など、見ていて飽きない構成となっています。

      感想を見る ➡

      令和最初にふさわしい、AIと人間の未来を描いた仮面ライダー作品

      AIと人間の未来

      小学生の子供と一緒に見始めました。回を重ねるごとに、途中から、私の方が夢中で見ていました。主人公の飛電或人が、AIと人間は、助け合い共存できると信じて、仮面ライダーゼロワンになって戦う姿に感銘しました。また、秘書のAIのイズが可愛く、イズが、或人と一緒に成長して、人間らしくなり、或人のことを思っていく様子が、微笑ましく良かったです。敵の滅や迅もAIでありながら感情が芽生え、悩む様子が、大人が見ても考えさせられる内容でした。また、味方ライダーのAIMSのバルカン、バルキリーも個性的なライダーと思います。あと、ゼロワンが久々に仮面ライダーの原点の昆虫っぽい設定だったので、令和最初のライダーとして、昭和世代としては、うれしかったです。
      hirohiro 11(50代・男性)

      社会派を目指してる感はあるものの実力不足感があった作品

      人間にもロボットにも問題が感じられた令和第1作

      2019年9月から2020年8月にかけてOAされた仮面ライダーシリーズとしては令和に入ってから最初の作品で、ヒューマギアと呼ばれるAIロボットが人間の仕事を手伝う世界で、AI企業の社長になった主人公の姿を描くあらすじです。前作ジオウで平成シリーズの総決算が行われたため、令和という新時代を意識してか、AIという題材をテーマとし、毎回異なる職業を取り上げる社会はを意識した印象なのですが、全体的に見る限り職業体験ものがストーリーの足を引っ張る感が否めず、また、ヒューマギアの扱いも劇中では人間と異なる種族のような台詞がありつつ、主人公の企業の商品のような立ち位置で悲劇性が今ひとつ説得力に欠け、令和第1作という新たな出だしになり得たのか少し微妙な印象を受けました。
      Shinya0544(30代・男性)

      AIとの共存について学べる作品

      テーマから面白い

      Aiとの共存、お仕事紹介、夢とは何か、そして人間の悪意といった様々なメッセージが込められていたドラマとなっていて、自分にとって仮面ライダー熱を再燃させてくれた作品でもありました。社会風刺的な要素も見受けられて、ここまで深いストーリーに仕上げられるのはすごいなと感心しっぱなしでした。ライダーのデザインについても魅力的で、アクションはスタイリッシュになっていて見ていて爽快感がたまらない作品となっていました。現代らしいテーマで作られていたので、これまでとは全く違った雰囲気と学ぶことも新鮮で最高すぎました。展開も常に読めないので、誰でも楽しめるのではないかと思います。これまでで一度でもライダー作品を見たことがあるという人には一度でもいいのでこのライダー作品にも試してみて欲しいです。
      きき(20代・女性)

      スタイリッシュでカッコ良い仮面ライダー

      CGを使った戦闘シーンが迫力満点

      ゼロワンは平成ライダーにしては割りとシンプルなデザインでなおかつカッコ良いので子供受けが良さそうだなと思いました。ストーリーのなかにAI(人工知能)の要素が組み込まれているのは、今現実社会で起きているAIの発達を取り入れている感じがして良かったです。そして仮面ライダーにかかせないものといえば敵との戦闘シーンですが、CGのクオリティが高いので、特にCGが多く使われている必殺技のシーンが迫力満点だと思いました。登場人物もみんな個性豊かですが、芸人のなかやまきんに君がゲスト出演したときはかなり存在感があって印象に残りました。前半と比べたら後半は少し失速してしまっているところもありますが、サブライダーのカッコ良さも含めて多くの人にお勧めできる作品です。
      みん(20代・男性)

      仮面ライダーに詳しくなくても観やすい作品

      個性が強烈!

      第1話でゲストとして登場した中山きんに君の扱いがあまりにオモシロすぎて、各方面からの話題をかっさらったのが印象的です。令和一発目の仮面ライダーということもあり、蛍光イエローをキーカラーにしたライダーのビジュアルなど、例年のライダーに比べても個性的な工夫が目立つ内容になっていました。キーパーソンとして山本耕史さんが登場し、ライダーあるあるのメインキャストたちの初心者演技をぐっと引き締めていたのも素晴らしかったと思います。これから彼らが売れっ子になったあとも、あの共演はきっと支えになるのだろうなと、勝手に母親目線で眺めてしまいました。イズ役の鶴嶋乃愛ちゃんが可愛くて大好きになってしまい、中盤の展開で絶叫したのもいい思い出です。
      らみる(20代・女性)

      人工知能の未来が分かる!大人も楽しめる作品

      未来予想図?

      ごくちかい未来に、人口知能と人間が共生する世界が本当に来る!とリアルに思わせてくれる作品でした。息子のお付き合いで見はじめましたが、家族全員でハマってしまい、途中からはおじいちゃんも参加。いつの間にか、日曜日のわが家の恒例行事になってました!子供だけでなく、大人でもハマってしまうのは、やっぱり「ヒューマギア」と呼ばれる、人工知能ロボットの存在ですね。近い将来に人間とロボットの世界で、本当に起きそうなストーリーなので、非現実感がなくリアリティにあふれていて、毎回楽しめました。ロボットだから言われたことしかできないとか、ロボットだから人の心は分からないとか、そんな固定概念も、ちょっと考えさせられました。人口知能やAIが良くわからない?と言う僕みたいな人にも、人口知能ってこんなのです!という勉強にもなりました。
      イズの恋人(40代・男性)

      大人も楽しめる仮面ライダーです

      ストーリーがよかったです

      これまでの仮面ライダーとは一線を画すような大人向けなストーリーになっており、ロボットとAIという現代社会でも最も注目されている題材を描き、暴走やロボットが自我に目覚めるという実際に懸念されている設定が面白かったです。また、毎回登場するロボットたちも人間と同じように葛藤や苦悩する姿がよりストーリーにリアリティを感じることができ、徐々にロボット以外にも仮面ライダーや周辺の人間を含めて様々な登場人物の思惑や陰謀が交差した勧善懲悪なストーリー展開でなかったので、大人でも楽しめました。特に終盤にメインの登場人物たちがそれぞれの答えを見つける姿がよく、中でもイズの姿には思わずキュンキュンしてしまいました。
      アーロン(30代・男性)

      驚き

      驚き

      仮面ライダーはいつからこんなにも大きな進化を遂げていたのかと心底驚きを感じました。自分がまだ無邪気な子どもの頃に観ていたものとはスケール感が全く違うことに気が付き、どんなジャンルの作品であっても変化は訪れるものなのだと非常に感慨深い思いに駆られました。しかしながら、演出としては予算の都合なのか明らかに安っぽいなという印象を受けてしまい、どこまでいっても子ども向けのジャンルであることを改めて実感させられました。昨今、仮面ライダーは子どものみならず親世代も一緒になって楽しむものになっているため、もう少し手をかけられないものかというのが率直な思いでした。とびきりなイケメンを起用している面では奥様方のハートをキャッチできているけれど、それ以外でも頑張ってほしいと願ってしまう自分がいました。
      るり(20代・女性)

      令和最初に相応しい新展開の仮面ライダーです。

      今までと違った設定もあって面白かったです

      主人公が御笑い芸人を目指すという入りが面白かったです。陽気、天然はいましたがサムいキャラはいなかったので。しかも雰囲気はすべり芸または外し芸。これで初回のゲストがなかやまきんに君ってどうなの?とつっこんでしまいました。アクターが変わりアクションがかなり改善され、且つ回を重ねる毎に良くなっていくのは、今回はどんなアクションになるだろうと見ごたえがありました。最初の時点でイズがキーキャラクターになるのは分かっていた中でどうなっていくかを見届けていました。ゆっくりゆっくり人間らしさを持っていくのはよかったです。ライダーは主役のみならず仲間ライダーと女性キャラの性格と秘められた背景がストーリーの重要な要素になると改めて感じました?
      サラエ(50代・男性)

      面白さと熱さの同居する、新しいヒーロードラマです。

      AIという硬いテーマをギャグ交じりでお届けする新ヒーロー

      AIというテーマからハイテクでSFテイストの強いストーリー化と思いがちですが、クスクス笑えたり、ちょっと痛い笑いがあったり、子供だ楽しめるように作られているところがいいです。かつての熱い正義のヒーロー像に加えて、面白おかしく楽しめる新しいヒーローモノの一つだと思います。脇役に実力は俳優や人気タレントが登場したりして、それを見るだけでも楽しめますし、安定した演技力で物語の映像としての質、ドラマとしての質を高めているところもおすすめできるポイントです。息子さんと楽しみながら一緒にみることで、笑いあり、勧善懲悪ありで、見終わった後も真似をしたり、ごっこ遊びをしたり、ギャグ部分を一緒にやってみたり、親子での遊びのきっかけにもなりそうです。
      Ideo.h(40代・男性)

      とにかくかっこいい!が詰まってる作品

      ストーリー以外の魅力がたくさん!

      出演者が意外と豪華で、こんな人まで出てるの?とびっくりしました。子供が見るのでなんとなく見てただけだったのが、ストーリー展開が面白くて子供より見入るようになりました。人間とロボットの関わりで面白く切なさもあって、仮面ライダーで色々考えさせられたのはゼロワンが初めてだったかもしれません。そして一番魅力的なのは、各ライダーの変身後ですね!個人的にはメタルクラスタホッパーがすごくシンプルでかっこいいので好きです。各ライダー、変身に合わせてプログライズキーもたくさん出てきますがデザインがめちゃくちゃツボだったり、変身するときの効果音もかっこいいものがたくさんあります!毎週日曜日はいつも家族で見ながら、あれ良かったよね~!なんて言いながら余韻に浸っていました(笑)ちなみに、主題歌も西川貴教さんが歌っているだけあってゼロワンにぴったり!とてもかっこいいです。ストーリーだけではなくて、効果音や衣装なども気にして見てみるとより面白いかもしれません。最後はかなり切ない結末ですが、ぜひ大人の方にも見てほしいです!
      みぃ母ちゃん(20代・女性)

      その他ネットの口コミ・感想・評価

      第1話「オレが社長で仮面ライダー」

      あらすじ

      人口知能搭載人型ロボ、ヒューマギアを開発。さまざまな職場に派遣し、人間の働き方に一大改革をもたらした飛電インテリジェンスの創業者にして社長・飛電是之助(西岡德馬)が死去。飛電インテリジェンスでは、副社長の福添(児嶋一哉)が新社長就任に並々ならぬ意欲を示していた。

      一方、売れっ子お笑い芸人を目指す或人(高橋文哉)は、遊園地の営業でも観客はほぼゼロ。ヒューマギアの腹筋崩壊太郎(なかやまきんに君)に力の差を見せつけられると、支配人の根津(金田明夫)からも解雇を宣告され落ち込んでしまう。

      そんな或人の前に飛電インテリジェンスの社長秘書、ヒューマギアのイズ(鶴嶋乃愛)が現れた。イズに連れられ、或人がやってきたのは、福添ら役員が勢ぞろいする飛電インテリジェンスの会議室。是之助の遺書を公開するため、飛電是之助の孫である或人を呼び寄せたのだった。

      是之助は、ヒューマギアが何者かによって暴走、人類が危機に直面する未来を予言。そのために新社長のみが使うことができるゼロワンドライバーとプログライズキーを提示、そして新社長には福添ではなく、なんと或人を指名する。

      騒然となる福添ら役員たちだったが、社長になどなる気のない或人はさっさと退室。亡き父・其雄(山本耕史)を一生懸命笑わせようとしていた幼いころに思いをはせ、お笑い芸人を目指すことを改めて誓う或人は、祖父・是之助の肖像にそっと詫びるのだった。

      あらためて遊園地のステージにやってきた或人だったが、滅亡迅雷.netの迅(中川大輔)によってデータを書き換えられた腹筋崩壊太郎が暴走。ベローサマギアに変身し人々を襲い始めた。

      大パニックとなった遊園地に対人工知能特殊機関A.I.M.S.(エイムズ)も到着。増殖し暴走するヒューマギアに対して諫(岡田龍太郎)、唯阿(井桁弘恵)らは銃撃を開始する。

      破壊されていく遊園地に、人々を笑顔にするという夢が奪われ、悲痛な叫びをあげる根津支配人。そんな根津の夢をあざ笑うベローサマギアに或人の怒りが爆発する。或人はイズからゼロワンドライバーとプログライズキーを受け取ると仮面ライダーゼロワンに変身!圧倒的なパワーをなんとか使いこなし、ベローサマギアを撃破する。

      ゼロワンの活躍もあり、遊園地の継続をお客様に約束する根津支配人。そんな根津と喜ぶ子供たちの笑顔を見た或人は、お笑いだけでなく「こういう笑いのとり方もあるってことか」と認識を新たにすると、一度は拒否した飛電インテリジェンスの社長となって戦うことを誓うのだった。

      第2話「AIなアイツは敵?味方?」

      あらすじ

      社長として飛電インテリジェンスに出社した或人(高橋文哉)。自分に社長など務まるのだろうか、と半信半疑で社長室に入ると、エイムズの唯阿(井桁弘恵)と諫(岡田龍太郎)が取り調べにやってきた。

      遊園地でヒューマギアが暴走した事件を調べる諌らは、飛電インテリジェンスが事実を隠蔽していると疑っているらしい。中でも諫は「ヒューマギアは殺人マシンだ」と或人に敵意をむき出しにする。

      滅亡迅雷.netの迅(中川大輔)によってヒューマギアが暴走。飛電インテリジェンスのロビーでクエネオマギアとなって暴れ始めた。イズ(鶴嶋乃愛)に促され、或人は密かにゼロワンに変身。しかし、ゼロワンを暴走ヒューマギアと判断した唯阿と諫に銃撃され、マギアを逃してしまう。

      諫は或人を呼び出すと、改めてヒューマギアが殺人マシンだと言い放つ。かつて或人が父・其雄(山本耕史)を失った爆発事故「デイブレイク」を、諫はヒューマギアによる人間の大量殺戮だと決めつける。ヒューマギアに襲われた被害者の一人でもある諫は、その事実を事故と隠蔽した飛電インテリジェンスの悪事を全て暴くという。

      迅が今度は警備員型ヒューマギア・マモル(吉田悟郎)にゼツメドライバーを装着。暴走したマモルはエカルマギアに変身してしまう。マモルを元のヒューマギアに戻したい或人だが、イズによると破壊するしか道はないという。

      一方、諫らは再び現れたクエネオマギアと交戦。諫は暴走ヒューマギアに襲われた過去を思い出し、激しい怒りとともに立ち向かう。
      しかし、或人はヒューマギアだった父に守られた過去を思い出していた。
      「ヒューマギアは人類の夢だ」とゼロワンに変身する或人。
      諫は「ヒューマギアは人類の敵だ」と、唯阿の制止を振り切り、仮面ライダーバルカンに変身する。

      激しい戦いの末、ゼロワンはエカルマギアを、バルカンはクエネオマギアを撃破。戦いを終えた二人は、それぞれの思いを胸に無言で視線をかわし…。

      ヒューマギアの暴走事件を追求するマスコミの前でしどろもどろになる福添(児嶋一哉)に代わって壇上に上がった或人は、全てはテロリスト滅亡迅雷.netの仕業であると発表。ヒューマギアが夢のマシンであることを証明する、と胸を張る。

      唖然とする報道陣の前で得意のギャグを披露する或人。全員がピクリとも笑わない中、なぜか諫だけは笑いを必死でこらえ、慌てて会見場を後にした。

      第3話「ソノ男、寿司職人」

      あらすじ

       或人(高橋文哉)とイズ(鶴嶋乃愛)は、寿司職人型ヒューマギア・一貫ニギロー(内野謙太)を売り込むため、寿司の名店「まごころ寿司」へ。滅亡迅雷.netの不穏な動きを察知する目的もあったのだが、主人の魚住(渡辺哲)は頑固一徹の寿司職人。「ロボットには心がねえ」と、一貫ニギローを受け入れようとしない。

      苦戦する或人だったが、突然店にやってきたエイムズの唯阿(井桁弘恵)は、一貫ニギローが客の好みの寿司を選択、提供するという特徴を引き出し或人を援護。「テクノロジーと生きるのが新時代の生き方。ヒューマギアとどう付き合うかは人間次第」と言って、或人を喜ばせる。

      ゼツメライザーをつけたヒューマギアが暴走。ネオヒマギアに変身した。諫(岡田龍太郎)は仮面ライダーバルカンに変身。或人もゼロワンに変身するが、バルカンはネオヒマギアとゼロワンの両者をターゲットに銃撃する。ゼロワンは銃撃をかわしつつネオヒマギアを攻撃するが、スミによる目くらましで逃げられてしまう。

      魚住が「心」を求めていることを知った一貫ニギロー。「心」をデータ化しインストールすることを求めるが、イズに不可能だと突き放される。そんなやりとりを見た或人はイズに「まごころ寿司」に関する調査を依頼して…。

      或人らは一貫ニギローが目利きしたネタを手に再び「まごころ寿司」へ。魚住の弟子が魚住の「天空真心握り」という技を会得できずに去って行った過去を知り、一貫ニギローはその技をラーニング。見事に再現すると、魚住が技に真心を込めていたことも理解したと言う。そんな一貫ニギローに魚住の心も少しずつ氷解していく。

      しかし、再び活動を開始したネオヒマギアによって一貫ニギローが、ヒューマギア暴走態に変えられてしまった。せっかく魚住と心を通わせたのに…。或人は一貫ニギローの破壊を逡巡するが、駆けつけた唯阿はバックアップさえあればヒューマギアは復元できると容赦なく攻撃。仮面ライダーバルキリーに変身し、次々と現れるヒューマギア暴走態を倒していく。

      或人は現れたネオヒマギアの前でゼロワンに変身。新たなプログライズキーでバイティングシャークにチェンジし、ネオヒマギアを粉砕する。

      魚住は一貫ニギローを弟子として迎え、早速厳しい修業を。そんな二人を見ながら或人はヒューマギアにも心があるのではないかと感じ始める。

      その頃、唯阿は謎の人物に或人に気づかれずに入手した飛電インテリジェンス内の映像を公開。デイブレイクによって消滅したと思われたプログライズキーのデータが飛電にある、と報告していた。唯阿の報告を聞く謎の人物とは?

      第4話「バスガイドは見た!アンナ真実」

      あらすじ

      バスガイド型ヒューマギア・アンナ(大久保聡美)の職場視察のため、中学生を乗せた観光バスに同乗した或人(高橋文哉)とイズ(鶴嶋乃愛)。12年前、デイブレイクと名付けられた爆発事故によって消滅した実験都市の跡地デイブレイクタウンへとやってくる。

      今では負の遺産となったデイブレイクタウンの爆発事故を中学生に説明するアンナ。或人はその説明を聞きつつ、エイムズの諫(岡田龍太郎)の「本当に起きたのはヒューマギアによる人間の大量虐殺だ」という言葉を思い出していた。

      その時、バス運転手型ヒューマギアのバース(金光真輝)が暴走。オニコマギアに変身し生徒たちを襲い始めた。或人は変身しようとするが、駆けつけたエイムズの諫と唯阿(井桁弘恵)がバルカン、バルキリーに変身。しかし、攻撃をかわしたオニコマギアは空へ飛び去っていく。

      或人はマギアに襲われた中学生・郷(山田日向)を保護するが、郷はデイブレイクが当時飛電インテリジェンスの社員として働いていた父・聡(鈴木秀人)の責任だ、と周囲から責められていると頭を抱える。デイブレイクの真の原因は何なのか?或人はバスガイドとして真実を突き止めたい、というアンナと再びデイブレイクタウンへと向かう。

      一方、諫も郷とともに真相を探るためデイブレイクタウンへ向かうが、トリロバイトマギアに襲われる。そこへ或人、イズ、アンナも合流、或人は「隠し事はしない」とあえて諫らの前でゼロワンに変身。諫、アンナらを先に行かせると、現れたオニコマギアとファルコンにフォームチェンジし上空で戦う。

      諫と郷、アンナは爆発が起きたとされる飛電ヒューマギア工場跡地を探るが、またもトリロバイトマギアが襲ってきた。諫は唯阿から手に入れた新たなプログライズキーでバルカンパンチングコングに変身。そんなバルカンから励まされ、折れかけた心を立て直した郷は旧型ヒューマギアのメモリーを見つける。

      メモリーを解析しようとしたアンナだったが、ゼロワンと絡み合うように飛び込んできたオニコマギアによってトリロバイトマギアに変えられてしまった。が、トリロバイトマギアはわずかに残されたアンナの使命感からメモリーを解析。爆発は滅亡迅雷.netによるヒューマギアの反乱で、郷の父・聡はたった一人でそれに立ち向かっていたのだった。

      バルカンはトリロバイトマギアとなったアンナを攻撃せず、オニコマギアを必殺技で撃破。アンナを回収しようとするが、目の前で突如消滅する。驚愕するゼロワンらだったが、滅亡迅雷.netの滅(砂川脩弥)が動いていたことなど知る由もなく…。

      父親が一転ヒーローとなり、晴れやかな気持ちで前へ進み始めた郷。諫も或人の「隠蔽しない」という言葉を信じ、或人の見方を変えつつあったが、なぜかお寒いギャグに笑いをこらえることが出来ずに逃げ出すのだった。

      第5話「カレの情熱まんが道」

      あらすじ

      或人(高橋文哉)とイズ(鶴嶋乃愛)は、人気漫画家・石墨(勝矢)の事務所へ漫画家アシスタント型ヒューマギアの納品へ。幼いころから石墨の作品を読んで成長した或人はウキウキだったが、今の石墨は作画はもちろんストーリーもヒューマギアに任せっきり。おまけに奴隷のように乱暴にヒューマギアを扱う石墨に失望する。

      そんな石墨のアシスタントヒューマギアの一人、ジーペン(徳角浩太郎)に迅(中川大輔)が接近。ジーペンはビカリアマギアに変身してしまう。

      或人はゼロワンに変身するが、ビカリアマギアの硬い貝の頭部に攻撃を封じられ大苦戦。そこへ合流した諫(岡田龍太郎)がバルカンに変身。唯阿(井桁弘恵)がバルカンに新たな武器アタッシュショットガンをテストさせると、その強力なパワーにビカリアマギアは逃走する。

      ビカリアマギアによってトリロバイトマギアとなったアシスタントヒューマギアを破壊され、石墨は怒り心頭。代替え機を即座に持ってくるよう要求する。しかし、或人はヒューマギア頼みで自ら絵を描こうとしない石墨に「それでお仕事が楽しいんですか?」と説教してしまい…。

      ヒューマギアを乱暴に扱い、仕事のすべてを押し付ける石墨のやり方は間違っている。或人は漫画を描く情熱をなくした石墨に代替え機を送ることを拒否し、福添(児嶋一哉)らと対立する。イズも「情熱」の言葉の意味がわからず、或人の思いを理解できない。

      改めて石墨を訪ねた或人は、怒りとともに代替え機を要求する石墨に「本当にそれでいいんですか?」と説得を試みる。そこへイズが現れたが、代替え機の発送を正式に中止したと告げる。驚く或人らにイズは自ら「情熱」を検索した際に、先代社長の是之助(西岡德馬)が「情熱を持って仕事しているすべての人々を助ける」と言っていたという。

      「情熱」を理解したイズに勇気づけられた或人は、自分が石墨の描く漫画を読んで大人になったと必死に説得。しかし、石墨は自分に漫画を描く情熱がなくなったと本音を口にする。

      そこへビカリアマギアが乱入、或人はゼロワンに変身する。さらに合流したバルカンはパンチングコングでアタッシュショットガンを放ち、ビカリアマギアにダメージを与える。ゼロワンはイズから新たなプログライズキーを受け取り、フレイミングタイガーにチェンジ。強烈な火炎噴射とともに必殺技でビカリアマギアを撃破する。

      ゼロワンの戦いを目の当たりにした石墨は、創作意欲を刺激され自ら漫画を描くことを再開。ヒューマギアに背景を任せ、自らは新たなキャラクターを創作。しかし、そのモデルはゼロワンではなくバルカンで、或人はがっくり肩を落とす。

      そのころ滅亡迅雷.netでは滅(砂川脩弥)が、ゼロワンのプログライズキーを狙った迅を戒めていた。そして、「自分は滅のなんなの?」と不平を言う迅に、滅は「おれの息子だ」と意外な事実を明らかにして…!

      第6話「アナタの声を聞きたい」

      あらすじ

      女性声優型ヒューマギアのセイネ(美山加恋)が所属する事務所の社長・多澤(おかやまはじめ)に、人工知能特別法違反の容疑が浮上した。或人(高橋文哉)とイズ(鶴嶋乃愛)は、エイムズの諫(岡田龍太郎)の捜査に立ち会うが、諫は「本人に無許可で酷似した容姿のヒューマギアを作成、使用してはならない」という法があるにもかかわらず、セイネは今は亡き多澤の娘と瓜二つだという。

      多澤とセイネが必死に否定していると、迅(中川大輔)によって変身したオニコマギアが現れた。諫はバルカンに変身、或人もゼロワンに変身しようとするが、一瞬のスキを突かれフライングファルコンプログライズキーをオニコマギアに奪われてしまう。

      迅はセイネにもゼツメライザーを装着しようと接近。しかし、多澤を「パパ!」と呼び逃げ惑うセイネを、多澤は「やめてくれ!セイネは私の子供なんだ!」と必死で庇う。
      「コドモ!?」
      自分が滅(砂川脩弥)から言われた言葉に反応した迅は、思わず動きを止めてしまい…。

      九死に一生を得た多澤は、或人に自らの罪を認める。娘を思う多澤の気持ちに、或人もヒューマギアの其雄(山本耕史)を支えに成長してきたことを思い出す。多澤を取り調べようとする諫に、或人はせめてセイネのオーディションだけは受けさせてやって欲しいと懇願する。

      そのオーディション会場に再び迅が姿を現し、セイネにゼツメライザーを装着してしまった。凶暴化するセイネだが、多澤はそれでも「俺の娘だ!」で必死に守ろうとし逆に攻撃されてしまう。

      なぜ多澤はセイネを守ろうとするのか?「意味わかんない!」という迅に、或人は其雄を思い出し「子供のためなら死んでもかまわない、そう思うのが親なんだよ!」と叫ぶ。その言葉に反応した迅は、セイネからゼツメライザーを必死で外そうとしながら「早く逃げて!」と悲痛な声を上げる。

      しかし、セイネはガエルゼツメライズキーを装填、ガエルマギアに変身してしまった。或人はゼロワンに変身し、ガエルマギアと戦う。そこへ突如現れた滅は、迅に「お前は俺に作られたヒューマギアだ」と告げると、滅亡迅雷フォースライザーを装着。迅はフライングファルコンプログライズキーを装填し仮面ライダー迅に変身する!

      ガエルマギア、そして仮面ライダー迅の圧倒的なパワーに苦戦するゼロワン。そこへ唯阿(井桁弘恵)が現れると、バルキリーに変身。さらに謎の男から与えられたプログライズキーでバルキリーライトニングホーネットにチェンジする。ライトニングホーネットは冷酷無比なパワーでガエルマギアを粉砕。合流したバルカンとライダー迅を攻撃するが、逃げられてしまう。

      セイネを失った多澤だが、非人間型のAIで亡き娘すみれ(美山加恋)の声のみを再現。その声から元気をもらい、新たな一歩を踏み出していた。

      第7話「ワタシは熱血ヒューマギア先生!」

      あらすじ

      体育教師型ヒューマギア、コービー(海東健)をリセットして欲しいと依頼が入った。ヒューマギア管理担当の教師、佐藤(岡部たかし)によると、熱血指導が過ぎて顧問をしているバスケットボール部の練習時間をオーバー。保護者からの抗議に佐藤は苦慮していた。

      或人(高橋文哉)とイズ(鶴嶋乃愛)が中学校を訪ねると、コービーの指導は厳しいが、生徒との関係は良好のようだ。或人はそんな練習風景をほほえましく見つめるが、教育委員会からの連絡で現れた諫(岡田龍太郎)は「何かあれば処分する」と息巻く。

      迅(中川大輔)が、ゼロワン暗殺の指令を受けた暗殺特化型ヒューマギアの暗殺ヒューマギア(松村龍之介)を連れて現れた。校内に入ろうとする迅らだったが、駆け付けた唯阿(井桁弘恵)がバルキリーに変身。行く手を遮ると、暗殺ヒューマギアにフリージングベアプログライズキーを装填しフリーズさせる。
      騒ぎに気付いた或人と諫もゼロワン、バルカンに変身。が、ライダー迅は何者かにさらわれ姿を消した暗殺ヒューマギアを追って飛び去って行く。

      廃部になる前に1勝したい、という部員の熱い思いを知った或人は、コービーの状態は正しいラーニングの結果だから、とリセットを拒否する。佐藤は、もし次の試合で負けたらコービーのリセットを、と賭けを提案。話を聞いていたコービーも受けて立つ。

      試合当日、部員たちの懸命な頑張りも届かず、バスケ部は敗戦。佐藤との賭けなど忘れ、部員を励まし練習を続けようと言うコービーは、部員たちから刺激を受け自我が目覚めていた。が、自我に目覚めたヒューマギアは迅のターゲットに。コービーはゼツメライザーを装着され、マンモスマギアに変身してしまう。

      さらにどこからか現れた暗殺ヒューマギアがドードーマギアに変身。或人はゼロワンに変身しマンモスマギアに、諫もバルカンに変身しゼロワンを狙うドードーマギアに立ち向かう。マンモスに押されるゼロワンだったが、バルキリーから渡されたフリージングプログライズキーを使い、ゼロワンフリージングベアにチェンジ。マンモスマギアを撃破すると、バルカンもドードーマギアを倒す。

      バスケ部は新入部員も増え、生まれ変わったコービーとともに再出発。或人とイズも、そんなバスケ部の練習をほほえましく見守る。

      その一方で唯阿は密かに撮影していた暗殺ヒューマギアの映像をチェックする。実は暗殺ヒューマギアを連れ去っていたのは唯阿。暗殺ヒューマギアに細工を加え、データを収集していた。「道具は使いよう」とつぶやく唯阿の狙いとは…!?

      第8話「ココからが滅びの始まり」

      あらすじ

      看護師型ヒューマギア・白衣の天使ましろちゃん(大後寿々花)の笑顔に癒されつつ、或人(高橋文哉)は、国立医電病院で定期健康診断を。そこへ同じく健康診断でやってきた諫(岡田龍太郎)は、医師型ヒューマギアに不快感を露わにすると、ヒューマギアが自我を持つことへの危機感を訴える。

      一方、唯阿(井桁弘恵)は、新たに開発された自立駆動型ヒューマギア統率兵器ギーガーの実戦配備に備えたテストを行おうとしていた。しかし、そこへ迅(中川大輔)と、滅(砂川脩弥)から唯阿を狙えという指令を受けた暗殺ヒューマギア(松村龍之介)が現れた。
      暗殺ヒューマギアはドードーマギアに変身、唯阿もバルキリーに変身し迎え撃つ!

      しかし、その間に迅はゼツメライザーを手にギーガーに接近、滅はエイムズの開発室から新たな武器を奪う。バルキリーはドードーマギアとライダー迅に苦戦、ライダー迅は強烈な一撃を放つと、滅ら去っていく。滅亡迅雷.netが人間を襲う理由は「アークの意志」と言うが、その意味とは?

      ましろちゃんに自我が芽生えた?不審を抱いた或人は、イズ(鶴嶋乃愛)に分析させるが異常はないという。ただし、シンギュラリティに到達すれば、ヒューマギアに心が生まれる可能性もあるらしい。そんな会話を耳にした唯阿と諫は、ましろちゃんを危険視。諫は銃を構えるが、或人は必死にましろちゃんを庇う。

      その時、ギーガーをハッキング、暴走させた滅亡迅雷.netが国立医電病院を襲った。駆けつけた或人、諫、唯阿に向かって、滅と迅は自分たちがヒューマギアであることを見せつけると、アークがこの星のあらゆる生物種の中で人類が最も絶滅すべき種であると判断したという。そしてギーガーを使い、ましろちゃんや医療ヒューマギアをハッキング、暴走させてしまう。

      或人、諫、唯阿はゼロワン、バルカン、バルキリーに変身。ゼロワンは滅の命令で襲いかかってくるドードーマギアを迎え撃ち、イズのサポートを受け撃破する。一方、バルカンは暴走するトリロバイトマギアを撃破、バルキリーはライダー迅と戦う。

      そんな戦いを前に滅は仮面ライダー滅に変身。その姿を見たバルカンはデイブレイクの首謀者がライダー滅だったことを確認し、逆上してしまう。
      「お前らだけは許さない、12年前、俺の人生を狂わせた!」
      常軌を逸したように攻撃するバルカンだったが、ライダー滅は強力な武器で圧倒。ライダーキックでバルカンを強制変身解除へと追い込む。

      変身を解除し、意識を失った諫は…!?

      第9話「ソノ生命、預かります」

      あらすじ

      外科医ヒューマギア・Dr.オミゴト(高橋光宏)による諫(岡田龍太郎)の治療が始まるが、エイムズの巨大兵器ギーガーをハッキングした滅亡迅雷.netの滅(砂川脩弥)と迅(中川大輔)は戦いでもゼロワンを圧倒。そして医療ヒューマギアが大量に暴走したことで飛電インテリジェンスは危機に陥る。

      ヒューマギアの暴走を止めるには、すべての医療ヒューマギアをシャットダウンするしかない。副社長の福添(児嶋一哉)は或人(高橋文哉)の前で決断するが、医療ヒューマギアが動かなくなると大量の負傷者を救うことができなくなる。社長として戸惑いを隠せない或人を無視し、福添はイズ(鶴嶋乃愛)にシャットダウンを命令する。

      Dr.オミゴトが動かなくなったことで諫の命も危険な状態に。唯阿(井桁弘恵)は、Dr.オミゴトがギーガーにハッキングされながらも暴走せず患者を救おうとしていたことを報告。或人にヒューマギアの再起動を要請する。必死に訴える唯阿に背中を押された或人は「社長の俺がヒューマギアを信じてやらなくてどーすんだ!」と、イズに再起動を命じる。

      あとはハッキングされたギーガーを倒せばヒューマギアの暴走を止められる。勝ち目のないまま飛び出していく或人を見送った唯阿は、イズにギーガーと関係が深いというマンモスゼツメライズキーを渡し新たなプログライズキーを構築させる。

      「お前らの悪意は俺が止める」
      そんな信念を胸に或人はゼロワンに変身。大量のトリロバイトマギアを粉砕するが、巨大なギーガーには苦戦。変身解除に追い込まれる。しかし、駆けつけたイズから新たなプログライズキーを受け取ると、ゼロワンブレイキングマンモスに変身。激しい戦いの末、ついにギーガーを撃破する。

      一方、以前にハッキングされていたDr.オミゴトだったが、医師としての善意をかろうじて保ち、諫の手術を成功させる。自らをヒューマギアに助けられたことを知った諫は動揺する。

      ヒューマギアにも善意が宿るのかもしれない…。唯阿の心にも変化が生まれるが、ニュースでは視聴者が撮影したという青い目の暗殺ヒューマギアが暴走した映像を公表。ヒューマギアがハッキングされずとも暴走するのでは?と危機感を煽っていた。その映像を撮影したのは唯阿ではないか?イズに指摘された唯阿は、再び心を閉ざしてしまう。

      ヒューマギアに対する考えを少しだけ軟化させた諫に喜ぶ或人。得意のダジャレを披露し諫は吹き出しそうになるが、手術の傷が痛んで笑えない。
      「俺のギャグって痛いの〜?」
      勘違いした或人の悲痛な叫びが病院の屋上にこだまして…。

      第10話「オレは俳優、大和田伸也」

      あらすじ

      飛電インテリジェンスが俳優型ヒューマギア・エンジ(崎本大海)を主演にドラマを制作。共演にベテラン俳優の大和田伸也(大和田伸也)を迎え、制作発表が行われた。

      制作現場の警備はエイムズが担当。諫(岡田龍太郎)はイズ(鶴嶋乃愛)から、青い目の暗殺ヒューマギア(松村龍之介)がドードーマギアとなる映像をリークしたのが唯阿(井桁弘恵)だったことを知らされ動揺する。そのころ唯阿は謎の男から新たなゼツメライズキーを手に入れるよう指示される。

      或人(高橋文哉)と副社長の福添(児嶋一哉)もエキストラとして参加、ドラマは順調に撮影を進めるが、その撮影現場に迅(中川大輔)と暗殺ヒューマギアが現れた。ライダー迅に対抗して諫もバルカンに変身。ケガが完治せず苦戦するバルカンを、唯阿はバルキリーに変身してサポートする。

      大和田らに気づかれず、なんとかライダー迅らを追い払ったが、諫は制作中止を提案。しかし、唯阿はエイムズが警備を続ければ問題ないと突き放す。なぜ唯阿はあえて危険を犯そうとするのか?諫は映像をリークした事実を突きつけ、唯阿の真意を探ろうとするが、唯阿は口を閉ざし立ち去っていく。

      一方、エンジの演技に疑問を抱きつつあった大和田は、「私は強くなりたい」と現れた暗殺ヒューマギアを俳優志望の人間と思い込み、その巧みな演技を認めると弟子にしてしまう。そして、ドラマの本番でエンジにアドリブをぶつけ、戸惑うエンジにダメ出し。「やっぱりヒューマギアじゃダメだ」と控え室へ戻ってしまう。

      その一部始終を見ていた暗殺ヒューマギアは、ドードーマギアに変身。“師匠”がダメ出ししたエンジに「暗殺!」と襲い掛かろうとする。その様子を察知した唯阿はバルキリーに変身、ドードーマギアに立ち向かう。

      ライダー迅も合流した戦いの輪に、連絡を受けた或人もゼロワンに変身して参戦。ゼロワンはライダー迅と戦うが、バルキリーはさらに進化したドードーマギアに苦戦。変身解除に追い込まれるが、駆けつけた諫がドードーマギアを攻撃。唯阿を助ける。

      諫はバルカンに変身。唯阿から受け取ったガトリングヘッジホッグプログライズキーを使い、ドードーマギアを撃破する。今回は諫に助けられた唯阿は「いつかお前を裏切るかもしれない。私と戦う日が来たら」と問いかけるが、諫は「そのときは俺が勝つ」と微笑む。

      エンジも守ることができ、撮影も続行できると喜ぶ或人だったが、今度は大和田が降板すると言い出した。次から次へと問題が噴出し難航する飛電のドラマプロジェクト。唯阿は謎の男に状況を報告するが、謎の男=垓(桜木那智)は「いや、継続するはずだ。飛電インテリジェンス崩壊という、面白いドラマが」と不気味な言葉を唯阿に言い放つ。垓の狙いとは!?

      第11話「カメラを止めるな、アイツを止めろ!」

      あらすじ

      俳優型ヒューマギア・エンジ(崎本大海)の芝居に“人間の厚み”を感じない…。飛電のドラマ制作プロジェクトからの降板を訴える大和田伸也(大和田伸也)を、或人(高橋文哉)は懸命に説得。或人の熱い思いに大和田の頑な心も徐々に解きほぐされていくが…。

      エンジが滅(砂川脩弥)によってアルシノマギアとなって暴走してしまった。ゼロワンとライダー滅が交戦する一方、バルキリーはアルシノマギアを撃破。バルキリーがアルシノゼツメライズキーを回収すると、ライダー滅はそれを確認したように姿を消す。

      唯阿(井桁弘恵)はアルシノゼツメライズキーを垓(桜木那智)のもとへ。そのころ大和田が翻意しドラマ制作の続行が決定。エンジも新た個体に再生され、大和田が演技指導を買って出る。

      意気あがる現場にご機嫌の或人だったが、唯阿に声をかけられるとAIや宇宙開発などテクノロジー事業を扱うザイアへと向かう。実は唯阿はザイアの社員で、エイムズへは技術顧問として出向していただけだという。

      ザイアの社長室で社長の垓と初めて対面する或人。その垓はいきなり「飛電インテリジェンスをお売りいただきたい」ととんでもない相談を持ちかけ、或人を驚愕させる。

      一方で大和田が復帰したドラマの撮影は順調に進められるが、大和田が撃たれるシーンに乗じて、滅の指令を受けていた暗殺ヒューマギア(松村龍之介)が大和田に向けて本物の銃を発砲。たちまち現場は騒然となる。

      監督の「ヒューマギアは殺人マシンだ!」という言葉に唇をかむ或人。いつの間にか現れた滅は、そんな或人に向けて「ヒューマギアは人類を滅ぼす存在だ」と改めて宣言、或人は「ふざけるな!絶対に許さない」と怒りを爆発させる。

      或人はゼロワンに変身。ライダー滅に苦戦したものの、ブレイキングマンモスでライダー滅を圧倒する。一方、バルカンはドードーマギアと戦うが、さらに成長したドードーに苦戦。変身解除に追い込まれる。ライダー滅、ドードーマギアは“人類滅亡”を予言しつつ姿を消す。諫(岡田龍太郎)は、想像を超えたドードーマギアの力に脅威を感じていた。

      大和田は一命を取り留めたものの、ヒューマギアが人間を狙撃したことに世間は騒然。飛電インテリジェンスも警察の捜査を受ける。ザイアの垓はこの事態を予見していたのか?垓の狙いは?或人もそんな垓に脅威を感じていた。

      そのころ衛星ゼアからの指令を受け、飛電インテリジェンスのラボではザットが新たなプログライズキーの構築を開始していた…。

      第12話「アノ名探偵がやってきた」

      あらすじ

      大和田伸也(大和田伸也)が襲われた事件を捜査する警察が、唯阿(井桁弘恵)の指摘で飛電インテリジェンスの社長室にラボがあることを察知。立ち入り捜査を行うことになった。

      ラボでは犯人である暗殺ヒューマギア(松村龍之介)に対抗するプログライズキーを製作中、誰も入らせるわけにはいかない。なんとか立ち入り捜査を拒否しようする或人(高橋文哉)は、激しく動揺。窮地に陥るが、突然現れた旧世代型ヒューマギアの探偵ワズ(辻本耕志)に救われる。

      ワズはヒューマギアシステムを狙う陰謀に気づいた先代社長の是之助(西岡德馬)が、自らの片腕として製造した探偵型ヒューマギア。滅亡迅雷.netの存在も是之助社長に報告する活躍を見せていたが、後継機のイズ(鶴嶋乃愛)が完成。ワズは大きな問題が発生したときに新社長とイズを助けるため目覚めるようプログラミングされ、眠りについていたという。

      そんなワズを信じた或人はゼロワンに変身、警察の目を背けるために行動を開始する。ワズはイズを連れて真犯人の捜索を始めるが、下町のお祭りの組合などを楽しそうに歩き回っている。そんな奇妙な行動にイズはワズへの不信感を強めていく。

      一方、滅亡迅雷.netのアジトでは、暗殺ヒューマギアがさらに成長。「巣立ちの時だ」と滅(砂川脩弥)や迅(中川大輔)と対立し、凶悪なドードーマギア改に変身すると自らの手下ドードーマギア・ヒナを従え単独行動を始めてしまう。

      ワズの捜査のおかげでヒューマギアを盗んで改造、安く売りさばいていた窃盗団を拘束した。ワズによると、暗殺ヒューマギアはイベント用和風舞踏ヒューマギアとして1〜5号まで製造された祭田ゼットのうちの一体。窃盗団により盗まれ、データ管理用のIDと顔の皮膚を変えて売りさばかれたものが滅亡迅雷.netの手に渡った、という。

      祭田ゼット5体のうち、唯一の現存同型機の存在を知ったワズとイズ、そして諫(岡田龍太郎)は、その現存同型機の祭田ゼット5号を発見。後を追うと同じく5号を探していたドードーマギア改と遭遇してしまう。

      諫はバルカンに変身。ワズの連絡を受けたゼロワンも合流してドードーマギア改に立ち向かうが、以前よりはるかに力をつけたドードーマギア改になす術もない。その時、ラボでは新たなプログライズキーが完成。イズは苦戦するゼロワンに提供する。

      しかし、なぜかワズは新たなキーではなくブレイキングマンモスを使え、と指示。一瞬迷うゼロワンだったが、新たなキーでなくては敵のラーニングは上回れないというイズの言葉を受けて、ゼロワンシャイニングホッパーへとチェンジするのだが…!

      第13話「ワタシの仕事は社長秘書」

      あらすじ

      満を持してシャイニングホッパーにチェンジしたゼロワンだったが、イズ(鶴嶋乃愛)が予想した力を発揮できず、ドードーマギア改に手も足も出ない。何もできないままシャイニングホッパーはドードーマギア改の攻撃からイズを庇い、変身解除に追い込まれる。

      ワズ(辻本耕志)の機転で難を逃れた或人(高橋文哉)は、「社長秘書失格です」と落胆するイズを励まし、痛む傷を抱えながら祭田ゼット5号(松村龍之介)をドードーマギア改から守ろうと立ち上がる。

      ドードーマギア・ヒナに襲われた祭田ゼット5号を見つけた或人は、諫(岡田龍太郎)とともに変身。しかし、おびえた5号に逃げられてしまう。そんなゼロワンらの前に滅亡迅雷.netの滅(砂川脩弥)と迅(中川大輔)が現れた。ドードーマギア改を倒すまで手を組まないか、という滅にゼロワン、バルカン、さらに合流したバルキリーも断固拒否する。

      ドードーマギア改を倒してドードーゼツメライズキーを奪えば、そのデータで飛電インテリジェンスの疑いも晴れる。打倒ドードーマギア改に唯阿(井桁弘恵)も参戦、祭田ゼット5号を守りたい或人は、諫も含めた3人で戦う決意を固める。そして、イズもシャイニングホッパープログライズキーを完全なものにする方法を発見、行動を開始する。

      ワズが推理した場所に祭田ゼット5号、そしてドードーマギア改が現れた。或人、諫、唯阿は、ゼロワン、バルカン、バルキリーに同時変身。力を合わせドードーマギア改に立ち向かうが、すべてで上回るドードーマギア改に翻弄される。

      そのころイズはシャイニングホッパープログライズキーの再構築に着手していた。しかし、それには自らのセントラルメモリーを犠牲にしなければならない。それはヒューマギア・イズの活動停止、破壊を意味する。それでも或人社長のためなら、とザットに作業を指示する。

      或人との思い出を胸にその身を捧げようとするイズ。しかし、次の瞬間、イズに代わってワズが自らを犠牲にしていた。
      「或人くんにはあなたが必要だ。人生の先輩として、この場は私が。是之助社長から、そう託されていますから」
      そんな言葉を残し倒れるワズ、そこには走馬灯のように是之助(西岡德馬)が現れて…。

      ワズを“兄”と認め、決意も新たに或人にシャイニングホッパーキーを届けたイズ。傷だらけになりながら或人はゼロワンシャイニングホッパーに変身。シャイニングホッパーは無敵だったドードーマギア改をすべてで上回り圧倒、最後はシャイニングメガインパクトで粉砕し、ついに勝利を収める。

      しかし、ドードーマギアキーはライダー滅が強奪。そして、戦いを密かに見つめていた垓(桜木那智)は「楽しみだよ。サウザーとの戦いが」と不気味な言葉を呟く。

      改めて社長と秘書の絆を強くする或人とイズ。新たな戦いへと力強く立ち上がるのだが、シャイニングホッパーの影響で筋肉痛の或人はまともに歩くこともできず…!

      第14話「オレたち宇宙飛行士ブラザーズ!」

      あらすじ

      飛電インテリジェンスに滅亡迅雷.netのスパイがいる?疑念を抱いたエイムズの唯阿(井桁弘恵)と諫(岡田龍太郎)は、飛電で衛星ギアを管理する宇宙飛行士型ヒューマギア兄弟、宇宙野郎雷電(山口大地)と宇宙野郎昴(桑畑亨成)と出会う。

      彼らが自我に目覚めたヒューマギアの位置を宇宙から滅亡迅雷.netに教えていた可能性もある。或人(高橋文哉)らの目の前で、諫と雷電が激突寸前となる中、プログライズキーを狙う迅(中川大輔)が現れた。迅はライダー迅に変身、ケーブルを放つと雷電に刺さってしまう。

      「俺をハッキングしようなんて100万年早え!」
      強靭な体力で雷電は自らハッキングを阻止。事なきを得るが、雷電の強い力は、どうやらデイブレイクにも生き残ったことで培われたらしい。

      デイブレイクの生き残りと知り、ますますスパイの疑いを深める諫。それなら、と雷電は滅亡迅雷.netのアジトを探り出すという。その時、イズ(鶴嶋乃愛)が衛星ゼアの信号を受信。多次元プリンターが何かを構築し始め…。

      雷電の力で滅亡迅雷.netのアジトがデイブレイクタウンにあることがわかった。しかし、雷電は自らの意志に関係なく滅亡迅雷.netのスパイであったことがわかった。そして、或人や諫らが雷電に連れられてきたのも滅亡迅雷.netが仕掛けたワナだった。

      雷電はフォースライザーを装着、ドードーキーで仮面ライダー雷(イカヅチ)に変身してしまう。或人はゼロワンに、諫もバルカンに変身するが、雷のパワーに圧倒され変身解除に追い込まれると、プログライズキーを迅に奪われてしまう。

      雷は迅から受け取ったプログライズキーをベルトのホルダーに装填。衛星ゼアの力でアークの力を復活させてしまった。そのアークの力で新たなプログライズキーが構築され始めて…。

      或人はゼロワンシャイニングホッパーに変身。イズから受け取った新たな武器オーソライズバスターで雷に強烈な一撃を浴びせ、奪われたプログライズキーを取り戻す。さらに滅(砂川脩弥)からアークが構築した新たなプログライズキー、アサルトウルフキーを受け取ろうとした迅を攻撃。転がったアサルトウルフキーは諫が手にする。

      滅亡迅雷.netでなければ使えないはずのアサルトウルフキーだが、怒りに燃える諫は執念で変身。バルカンアサルトウルフとなり、圧倒的なパワーで雷を翻弄すると、オーソライズバスターでとどめを刺す。

      しかし、アサルトウルフのパワーに耐え切れず、変身を解除した諫。満身創痍になりながらも「滅亡迅雷.netは俺がぶっ潰す」と怒りを露わにしながら、呆然と見送る或人らを残し去っていく。

      第15話「ソレゾレの終わり」

      あらすじ

      エイムズは滅亡迅雷.net殲滅作戦の実施を決定。唯阿(井桁弘恵)に心配されながら、バルカンアサルトウルフへの変身で満身創痍の諫(岡田龍太郎)も作戦に参加する。

      或人(高橋文哉)は、イズ(鶴嶋乃愛)と昴(桑畑亨成)を連れて飛電家の墓参りへ。墓誌にヒューマギアの父・其雄(山本耕史)の名前があることを訝る昴に、すべてのヒューマギアは家族だと説明する或人。雷電(山口大地)を一度は切り捨てようとした昴だったが、或人の言葉によって兄への思いを蘇らせると、自我が芽生え…。

      エイムズの総攻撃が始まった。唯阿はバルキリーに、諫もバルカンアサルトウルフに変身。ライダー迅に苦戦するバルキリーだったが、そこへゼロワンシャイニングホッパーが合流。オーソライズバスターによる攻撃で一気に形勢を逆転する。

      ライダー迅もバルカンアサルトウルフに追い詰められ、バルカンはトドメとばかりに必殺技を。しかし、アークの意志に従ったライダー滅が盾となりライダー迅を守った。力を使い果たしたバルカンは変身解除、変身を解除した滅(砂川脩弥)も深手を負い倒れこむ。

      滅を倒したことを報告するイズにライダー迅の怒りが爆発した。「ヒューマギアのお前がなんで笑ってんだ!」と、発射したケーブルがイズを貫いた。

      「イズ!しっかりしろ!」
      取り乱す或人は昴とともにイズをラボへ。そんな或人の元へやってきた福添(児嶋一哉)らは、ここぞとばかりに社長の解任動議を行うと宣言。それでも或人は昴の提案で多次元プリンターを使い、イズの修復を試みる。昴の機転に感謝する或人。その昴も或人の言う「家族」という言葉を理解しての行動だった。

      一方、滅は「息子よ。人類を滅亡せよ」という言葉を残し、迅(中川大輔)の目の前で機能を停止。怒りに燃える迅は、大量のトリロバイトマギアとともに再び立ち上がる。そしてエイムズのギーガーを操り、破壊活動を開始した。

      エイムズ、そして或人も滅亡迅雷.netによる暴動を察知。諫はバルカンアサルトウルフに変身、唯阿もバルキリーに変身し、迅が指揮する大軍に立ち向かうが、動きが鈍るアサルトウルフにバルキリーが強制的に変身を解除。そのバルキリーもギーガーに襲われ変身解除に追い込まれる。

      絶体絶命の諫と唯阿の前にゼロワンが現れた。ゼロワンはギーガーを倒すと変身を解除。ヒューマギアは友達だよ、という迅に「お前はたくさんのヒューマギアを傷つけ、利用してきた。そんなひどいことをするやつは友達なんかじゃない!」と怒りをぶつける。そして迅がライダー迅に変身すると、自らもゼロワンドライバーを装着する。

      その瞬間、或人の意識は衛星ゼアへと飛びアサルトウルフキーをラーニング。再び地上へと戻ると、アサルトウルフキーのグリップを外し、シャイニングホッパーキーと合体。ゼロワンシャイニングアサルトホッパーへと変身する!
      「お前を止められるのはただ一人、俺だ!」
      ゼロワンシャイニングアサルトホッパーはライダー迅に強烈な一撃を…!

      第16話「コレがZAIA(ザイア)の夜明け」

      あらすじ

      或人(高橋文哉)はゼロワンシャイニングアサルトホッパーに変身。トリロバイトマギアを瞬殺するが、ギーガーの猛攻で逆に追い詰められてしまう。

      が、ゼロワンから抜け出した或人の意識は、衛星ゼアで治療中のイズ(鶴嶋乃愛)と再会。イズからシャイニングアサルトホッパーの性能を最大限に引き出すシャインシステムの起動を提案され、再びゼロワンへと戻るとシャインシステムでギーガーを粉砕。ついにライダー迅を倒すと、迅(中川大輔)も粉砕され滅亡迅雷.netとの戦いに勝利する。

      そのころ、一人滅亡迅雷.netのアジトにいた垓(桜木那智)は、多次元プリンターが作り出した二つのキーを前に「進捗率1000%」と呟き、ほくそ笑む。

      イズの修復も完了、或人の社長解任動議も否決されると、エイムズは滅亡迅雷.netの撲滅を宣言。ヒューマギアの暴走もなくなり、街は平和を取り戻しつつあった。そして、唯阿(井桁弘恵)もエイムズ出向の任を解かれ、ザイアへと戻る。

      そのザイアでは、垓がアークを生み出したのは自分だと、驚くべき真実を唯阿に告げる。滅亡迅雷.netや飛電、そしてエイムズを利用してアークを蘇らせようとしていたらしい。自分も不破(岡田龍太郎)も命がけで戦ったのに…!? 唯阿は垓の言葉に愕然とする。

      そのころ街に再びマギアが現れた。ゼロワン、バルカンによって倒されたものの、収束したはずのヒューマギアの暴走が再び起きたことで世間は騒然となる。

      記者たちの厳しい質問に追い詰められる飛電社長の或人。その会見場に垓が現れ、記者たちの前で飛電を批判。このまま放置しておくわけにはいかない、とザイア・エンタープライズによる飛電インテリジェンスの買収を宣言する。

      飛電を買収し、すべてのヒューマギアを廃棄するという該に反抗する或人だが、垓は「すぐに明らかになるでしょう。時代をリードするのにふさわしい社長が、一体どちらなのか」と余裕のコメントでかわす。

      そのころ、エイムズの本部で拘束されていた滅(砂川脩弥)が突然目を開き…。
      そして帰社した該は謎のドライバーを手に笑みを浮かべる。
      「これからは1000%、私の時代だ」
      垓の言葉が意味とは? そしてドライバーは…!?

      第17話「ワタシこそが社長で仮面ライダー」

      あらすじ

      或人(高橋文哉)の目の前で飛電インテリジェンスの買収を宣言した垓(桜木那智)。彼が社長を務めるザイアは、メガネのようにかけるだけで人工知能と同等の思考能力を人間に与えるザイアスペックの売り上げを伸ばしていた。

      飛電のAIロボ・ヒューマギアとザイアスペック、どちらが優れているのか?垓は或人に「お仕事5番勝負」を提案。飛電が勝てば買収提案を取り下げると聞き、或人は「受けて立ちます」と力強く回答する。

      1回戦の「生け花対決」へ向けて或人は、お花屋さんヒューマギア・一輪サクヨ(村上穂乃佳)に出場を依頼。花の知識しかなかったサクヨは生け花をラーニング。生け花の名門・立花流家元でザイアスペックを装着した蓮太郎(兼松若人)との対決に挑む。

      一方、エイムズ本部では拘束されていた滅(砂川脩弥)が再起動、諫(岡田龍太郎)は銃を突きつけ尋問を始めていた。諫の問いかけに、我々に人類ほど悪意に満ちた種はいないとラーニングさせたのは人類だとほくそ笑む滅。すべては人間のせいだと言うのか、と激昂する諫だったが、滅は「では何故俺を修復した?」と問いかけられ言葉を失う。

      「初日の出」をテーマにした作品で行われた「生け花対決」に勝利したのは蓮太郎だった。「もはやヒューマギアは人間の進化に敵わない」と言う垓に一言もない或人。しかし、なぜかサクヨは「華道の家元を名乗る資格はない」と蓮太郎を非難する。

      怒る蓮太郎に突き飛ばされたサクヨは「人類ヲ滅亡セヨ」と口走るとアークマギアに変身、蓮太郎に襲い掛かった。或人はゼロワンに変身、「サヨヨ、目を覚ましてくれ」と必死にアークマギアを止めようとするが、そこへ垓が現れた。

      「この時を待っていた」と言う垓はサウザンドライバーを装着。アルシノゼツメライズキーとコーカサスプログライズキーで仮面ライダーサウザーに変身する。サウザーはゼロワンを圧倒すると、そのパワーを奪い取りアークマギアを撃破。さらにゼロワンに襲いかかると、全てに上回る圧倒的なパワーでゼロワンを変身解除へと追い込む。

      変身を解除した垓は「飛電是之助が遺したゼロワンを超えた」と満足げに呟く。垓にとって或人の祖父・是之助(西岡德馬)は憧れの存在。しかし、ヒューマギア開発に依存したばかりに飛電は凋落した、と初めて飛電インテリジェンス、或人との関係を明らかにする。悔しさを噛みしめながら何も出来ない或人は、悠々と去っていく垓をただ見送るだけだ。

      そのころ唯阿(井桁弘恵)はプログライズキーが何者かに盗まれたという連絡を受ける。その一方でプログライズキーらしきものを手にしたフード姿の謎の人物が現れ…!?

      第18話「コレがワタシのいける華」

      あらすじ

      修復が完了した花屋型ヒューマギア・サクヨ(村上穂乃佳)の証言とデータから、蓮太郎(兼松若人)の悪意ある助言でサクヨが生け花勝負に敗れていたことがわかった。或人(高橋文哉)とイズ(鶴嶋乃愛)は蓮太郎に抗議。不正を認めた蓮太郎に、ザイアの垓(桜木那智)も怒りとともに勝負のやり直しを決断する。

      企業イメージを大切にする垓は、かつて或人の祖父・是之助(西岡德馬)と共同プロジェクトに携わっていたという。垓は是之助の才能を認めていたが、人工知能は共存すべきものではなく人類の進化に利用すべき、と主張し是之助と対立したらしい。

      エイムズの諫(岡田龍太郎)は、滅(砂川脩弥)を再起動させたのは唯阿(井桁弘恵)ではないか、と詰め寄る。二人はバルカン、バルキリーに変身し激突するが、割って入った垓はサウザーに変身。バルカンを圧倒し唯阿と共に去って行く。

      サクヨとの勝負に負けるわけにはいかない…。プレッシャーに押しつぶされそうになる蓮太郎の前に、フードを被った謎の人物が現れると、蓮太郎にレイドライザーを装着。クラッシングバッファロープログライズキーを手渡す。

      生け花対決再戦当日。意識朦朧となった蓮太郎は、或人やサクヨらの前でクラッシングバッファローレイダーに変身してしまう。人間が暴走!? がく然とする或人だったが、垓はサウザーに変身。バッファローレイダーと激しく交戦する。

      バッファローレイダーを倒せば蓮太郎の命も危うい。或人もゼロワンに変身し、サウザーを懸命に止めようとするが、サウザーはゼロワンを圧倒するとバッファローレイダーを撃破。変身を解除させる。

      幸い元の人格を取り戻した蓮太郎は、或人からサクヨが蓮太郎の立花流をラーニングし生け花の真髄を学んだと告げられ、改めて正々堂々と勝負をすることに。サクヨと蓮太郎、共に力を出し切った勝負は蓮太郎が勝利。勝負には敗れた或人だったが、ヒューマギアが人に心を教えることもできる、という新たな可能性を見出し、満面の笑みで健闘を称え合うサクヨと蓮太郎を見つめる。

      そのころ諫は滅に蓮太郎がバッファローレイダーに変身した事件を報告していた。
      「人間が暴走した?なるほどレイドライザーを使ったか」
      滅の言うレイドライザーとは何なのか? 滅の仲間がまだいるというのか?
      諫は目に見えない敵の影に警戒を強め…。

      第19話「カノジョは家売るヒューマギア」

      あらすじ

      ザイア社長・垓(桜木那智)の提案で人間とヒューマギアの「お仕事五番勝負」の2回戦は「住宅販売」に決定した。ルールは2週間でどれだけの家を売り上げるかを競う、というもの。ザイアは自信満々の営業マン・新屋敷達己(一色湊)を代表に指名。或人(高橋文哉)はイズ(鶴嶋乃愛)の勧めもあり、住宅販売員ヒューマギア・住田スマイル(中﨑絵梨奈)を起用する。

      口八丁手八丁で高額の物件をガンガン売り込む新屋敷に対して、スマイルは顧客のニーズに合った物件を笑顔で販売。対照的な手法ながら勝負は激しいデッドヒートを展開する。

      予想外の接戦に垓からプレッシャーをかけられた新屋敷は焦りを隠せない。そんな新屋敷にフードをかぶった謎の人物が近づき、レイドライザーを装着。スプラッシングホエールプログライズキーを手渡し…。

      新屋敷は営業中のスマイルの前でレイドライザーにホエールキーを装填、ホエールレイダーに変身し、スマイルが売り込んでいた家を破壊してしまう。なおも暴れるホエールレイダーを止めようと或人はゼロワンに変身。さらに駆けつけた諫(岡田龍太郎)もバルカンに変身し、攻撃を加えると、ホエールレイダーは逃走する。

      復元された滅(砂川脩弥)からレイドライザーなどの情報を聞き出していた諫。滅亡迅雷.netの生き残りを倒すため、レイダーの動きをマークしているらしい。

      家を破壊され、営業を妨害されたスマイルは「なぜ人間は家を壊すのか」と迷いを抱き販売成績も伸び悩む。新屋敷との差も開いてしまったが、大工ヒューマギアの最強匠親方(長江英和)が破壊された家を全て修復。何事にも豪快な親方にも励まされ、スマイルは或人とともに再び営業活動を開始する。

      スマイルの激しい追い上げに危機感を抱く新屋敷は、垓からヒューマギアに負ければ営業マンは新屋敷も含めて絶滅あるのみ、と追い詰められる。しかし、それは新屋敷をあえて追い詰め、ヒューマギアの暴走を誘発する、という垓の作戦だった。すべては飛電崩壊のためのシナリオ、というわけか…。

      垓の狙い通り、新屋敷はスマイルを宣伝ロボットのように扱い、挙げ句の果てに噴水の中へと突き飛ばす。水に濡れながら耐えていたスマイルだったが、ついには暴走。ネオヒタイプのアークマギアに変身してしまう。

      或人はゼロワンに変身、アークマギアを止めようとするが、垓はサウザーに変身するとゼロワンを圧倒。アークマギアを破壊してしまう。
      またしてもサウザーに暴走したヒューマギアを破壊されてしまった或人。そんな或人に垓は「利益をあげられない社長など1%の存在価値もない」と言い放つ。

      第20話「ソレが1000%のベストハウス」

      あらすじ

      「住宅販売」対決のライバル、新屋敷(一色湊)の悪質な嫌がらせを受けて暴走、破壊されたスマイル(中﨑絵梨奈)の復元が完了した。改めて対決が再開されるが、新屋敷との差は大きく広がり或人(高橋文哉)も焦りを隠せない。

      そんな中、スマイルと新屋敷のもとに大口の依頼が舞い込んだ。依頼主の資産家・大城(中田博久)は妻に先立たれ、3人の息子家族たちが遊びに来られる大きな家を探しているという。予算は5億円。スマイルは逆転勝利を狙い、新屋敷は勝利を確実なものとするため物件探しを開始する。

      アクセスもいい豪邸の物件を勧める新屋敷に対して、スマイルは2900万円の小さな一軒家を候補物件として提示する。しかし、この価格では新屋敷を逆転できない…。と或人は「売り上げも意識してくれないかな」と説得するが…。

      スマイルの候補物件をリフォームしようとした最強匠親方(長江英和)に新屋敷がケンカを仕掛けた。作戦はまんまと成功、親方が暴走しマンモスタイプのアークマギアに変身してしまう。すかさず新屋敷もスプラッシングホエールレイダーに変身するが、その一部始終を諫(岡田龍太郎)が目撃。バルカンに変身する。しかし、ホエールレイダーはバルカンを圧倒すると物件を破壊して逃走、そして突如現れた垓(桜木那智)はサウザーに変身し、アークマギアを撃破する。

      大切な物件を破壊されたスマイルだったが、或人は5体の最強匠親方を使い速攻で家をリフォーム。或人は改めて安い物件にこだわるスマイルにその真意を尋ねると、スマイルは大切なのは家の広さではなく、ご家族との近さ、ご家族と一緒の空間で過ごせるから、と答える。スマイルの優しい思いやりに或人は心打たれる。

      最終的に大城が選んだのはスマイルの物件だった。売り上げよりも、自分と家族、妻の幸せについて考えてくれたから、というのがその理由。商談成立に或人とスマイルも笑顔に、敗れた新屋敷は苦々しい表情を浮かべる。

      そのころ謎のフードの人物を追い詰めた諫は、「滅亡迅雷.netの仲間なんだろ!」と迫るが、フードの人物は諫の追跡をあしらうように逃げ去ってしまう…。

      ヒューマギアには負けない、と意地になる新屋敷は、ホエールレイダーに変身。或人はゼロワンアサルトシャイニングホッパーに変身、ホエールを撃破する。素直に負けを認めた新屋敷はスマイルの物件を「いい家だったな」と褒めると、狭い家で家族が体を寄せ合って暮らしていた幼い頃を懐かしく思い出していた。

      しかし、売り上げ金額では新屋敷がスマイルを上回り、「住宅販売」勝負でもザイアが勝利。利益を後回しに“お客様の笑顔”を優先した或人だったが、垓は「笑顔?そんなものに価値がありますか?」と勝ち誇る。

      第21話「異議あり!ソノ裁判」

      あらすじ

      千春(小宮有紗)が婚約者の榊(松本唯)を詐欺罪で訴えた裁判での「裁判勝負」を垓(桜木那智)から提案された或人(高橋文哉)。相手の嘘を高確率で発見するシステムを誇る弁護士ヒューマギア・弁護士ビンゴ(南圭介)は、無実を訴える榊に嘘はないと主張。「この裁判は必ず勝てる!」というビンゴの言葉を信じ、「裁判勝負」を受けて立つ。

      裁判ではザイアスペックを装着した市森検事(希志真ロイ)が、榊が千春に送った大金を振り込ませるショートメッセージなどがあると提示。一方のビンゴは榊のアリバイを主張しつつ、メッセージはなりすましだと反撃し榊の無実を主張する。

      裁判所から戻ったビンゴがダイナマイティングライオンレイダーに襲われた。暴走しそうになるビンゴを守ろうと或人はゼロワンに変身。ライオンレイダーのパワーに苦戦するが、バルカンが合流。ライオンレイダーは逃げ去るが、現場でザイアスペックを拾う。

      或人とイズ(鶴嶋乃愛)は諫(岡田龍太郎)に頼み、滅(砂川脩弥)のもとへ。ヒューマギアが暴走する原因は滅亡迅雷.netのハッキングでは、と質問するが、滅は人間の悪意が感染、ヒューマギア自らの意志で暴走したと告げる。驚愕の真実に動揺する或人。諫はそんな或人を「勉強させて利口なヒューマギアにしていくしかねえだろ」と励ます。

      榊を逮捕したサイバー犯罪対策課の鳴沢刑事(森準人)の捜査で、ライオンレイダーが落としたザイアスペックの持ち主が市森検事であることがわかった。裁判で負けたくないと思った市森がレイダーに変身、ビンゴを襲ったというのか!?

      或人、イズ、ビンゴは、垓、唯阿(井桁弘恵)、市森にザイアスペックの写真を見せ、市森の“反則”を指摘する。が、市森はザイアスペックは何者かに盗まれた、と冷静に犯行を否定。或人は市森の嘘を疑うが、ビンゴは市森は嘘をついていないと判断する。

      「明らかな名誉毀損」と反撃に出た垓は、ヒューマギアは危険と断言。ビンゴにゼツメライザーを装着、ビカリアマギアに変身させてしまう。すかさず垓はサウザーに変身、或人もゼロワンに変身しサウザーを止めようとするが、サウザーはフレイミングタイガーのデータをジャック。ビカリアマギアを破壊してしまう。

      ヒューマギアを道具としかみないサウザーにゼロワンの怒りが爆発。アサルトホッパーに変身し激しい怒りとともにサウザーに向かっていくが、サウザーは「怒りを抑えられず暴走するのはヒューマギアと同じ」とゼロワンの攻撃を冷静に受け流し…。

      第22話「ソレでもカレはやってない」

      あらすじ

      サウザーと互角の戦いを繰り広げるゼロワンアサルトホッパーだったが、サウザーはアサルトホッパーのデータをジャック。決着がつかぬまま互いに変身を解除すると、垓(桜木那智)は或人(高橋文哉)に裁判での勝利宣言をして去っていく。

      その垓は滅亡迅雷.netのアジトでアサルトホッパーのデータを使い、新たなプログライズキーを構築することを唯阿(井桁弘恵)に指示。唯阿はゼロワンを徹底的に叩こうとする垓に戸惑いながらも、命令に従う。

      決定的な証拠もなく裁判で追い詰められる或人だが、諫(岡田龍太郎)を通して滅(砂川脩弥)と再び面会。イズ(鶴嶋乃愛)から垓がゼツメライザーを持っていた理由を尋ねられた滅は、「愚かな人間め!アークを利用することは許さない!」と激しく取り乱す。

      その様子に何かを感じた或人は、ダイナマイティングライオンレイダーとなって弁護士ビンゴ(南圭介)を襲った犯人を探し出して欲しいと諫に依頼する。

      或人とイズは衛星ゼアと交信、衛星アークの開発に関わったのが飛電インテリジェンスとザイアだったことを知る。そして、当時のザイアのプロジェクトマネージャーだったのは、天津垓…!

      裁判の審理が終わろうとしたその時、ビンゴが「この事件には真犯人がいます!」と声をあげた。そして、諫が真犯人として連れてきたのが、警視庁サイバー犯罪対策課の刑事・鳴沢(森準人)だった。諫は鳴沢が被告人のライズフォンのデータをでっち上げた証拠を提出。ライオンレイダーの正体も鳴沢だったと暴露する。

      すべて自分の検挙率を上げるため、と罪を認めた鳴沢だったが、諫からプログライズキーを奪うとライオンレイダーに変身。諫はバルカンに変身し立ち向かう。一方、或人は人間の悪意を衛星アークにラーニングさせていた垓は厳しく糾弾。怒りも露わにゼロワンに変身する。

      しかし、サウザーはゼロワンを強制的に変身解除させると、新たに構築したメタルクラスタホッパープログライズキーをゼロワンドライバーに装填。或人は苦しみながらゼロワンメタルクラスタホッパーに変身し、自らの意思を制御できず暴走してしまう。

      その恐るべきパワーはライオンレイダーを粉砕、さらにバルカンアサルトウルフを圧倒すると、サウザーですら変身解除に追い込んでしまう。バルカンが強引にゼロワンドライバーを引きちぎり、なんとか変身を解除させるが、或人はその場に倒れこんでしまう。そんな或人を横目に、垓はアークによって暴走したゼロワンに「これで我がザイアのシナリオもクライマックスを迎える!」と喜びの声を上げる。

      裁判は逆転で被告は無罪に。ようやく飛電は「お仕事五番勝負」で1勝することができた。垓には絶対に負けられない!気持ちも新たにイズのリクエストに応え、或人は得意のギャグを披露して…。

      第23話「キミの知能に恋してる!」

      あらすじ

      或人(高橋文哉)は、ゼロワンメタルクラスタホッパーにしか変身できなくなったことを確認。変身すれば、自らの意思とは関係なく暴走してしまう。どうすればいいのか…。

      苦悩する或人のもとへ、結婚詐欺裁判の原告だった千春(小宮有紗)が、結婚相手を探して欲しいと駆け込んできた。裁判で被告人は無罪となったが婚約は解消、弁護士ヒューマギア・ビンゴ(南圭介)の活躍に感動し、今度はヒューマギアに結婚相手を見つけて欲しいと言う。

      或人とイズ(鶴嶋乃愛)は、結婚相談ヒューマギア・縁結びマッチ(馬場良馬)を千春に紹介。マッチは千春の条件にマッチした相手として、なんと垓(桜木那智)を紹介する。が、ズバズバと垓の性格を分析するマッチに垓は怒り心頭。その場を立ち去ろうとしたその時、ストーミングペンギンレイダーが現れた。

      垓に付き添っていた唯阿(井桁弘恵)はバルキリーに変身。或人もイズの制止を振り切り、ゼロワンメタルクラスタホッパーに変身してしまう。途端にメタルクラスタホッパーはバルキリーにまで攻撃を仕掛け、合流したバルカンアサルトウルフの力を借りてようやく変身を解除。レイダーはその場から消えていたが、やはり変身は避けるべきと或人は思い知らされる。

      千春の幼なじみの二階堂(ガイモン)という男が、或人らにマッチが千春を洗脳しているとクレームを入れてきた。千春はマッチを理想の結婚相手とまで言っているようだが、マッチはそんな二階堂を「まったくの言いがかり」と突き放し、二階堂の怒りを買ってしまう。マッチはそんな二階堂がペンギンレイダーの正体ではないか、と推理し、ある作戦を仕掛けることに。

      マッチは千春に結婚をイメージしてもらうため、と自らを新郎に、エンジ(崎本大海)を牧師役に結婚式のシミュレーションを。その場に呼ばれた二階堂は我慢して見ていたが、やがて耐えられなくなり教会の外へ出て行ってしまう。

      ところが千春はマッチに「私と結婚して」と本気で告白!マッチはヒューマギアと人間は結婚できない、と言いつつ、あえて千春を突き放すため、イズから教えてもらった最低最悪の言葉を千春に投げつけてしまう。

      さすがに傷ついた千春はマッチを平手打ち。その瞬間、マッチが暴走、アークマギア・ガエルタイプに変身してしまう。或人は「俺が止めないと」とゼロワンメタルクラスタホッパーに変身。駆けつけた垓もサウザーに変身するが、暴走するメタルクラスタホッパーを止めることができない。

      ペンギンレイダーとアークマギアもメタルクラスタホッパーに一蹴され、ペンギンレイダーは変身を解除し二階堂の姿に。駆け寄る千春と二階堂の仲睦まじいシーンを見届けたアークマギアは「ベストマッチ」の言葉を残し爆散する。

      しかし、メタルクラスタホッパーはサウザーを翻弄し、なおも暴走し続けていた。その力を制御できない或人は苦しみの中でもがき続けて…!

      第24話「ワタシたちの番です」

      あらすじ

      サウザーの強烈な一撃でゼロワンメタルクラスタホッパーはようやく変身を解除。ダメージを受けた或人(高橋文哉)は、垓(桜木那智)の「あなたはヒューマギアによって破滅する」という言葉にショックを受け、そのまま意識を失ってしまう。そして、勝ち誇る垓のもとに「アークの意志に触れた」と言うエンジ(崎本大海)が近づいて…。

      ようやく意識を取り戻した或人の前に、復元されたマッチ(馬場良馬)が現れた。実はマッチは、千春(小宮有紗)と二階堂(ガイモン)を結びつけるためにわざと暴走したらしい。胸をなで下ろす或人だが、メタルクラスタキーのダメージが大きい。イズ(鶴嶋乃愛)はそんな或人をDr.オミゴト(高橋光宏)にまかせると、すべてのヒューマギアに呼びかけ、ある作戦を実行に移す。

      エイムズ本部では、拘束された滅(砂川脩弥)が、諫(岡田龍太郎)に「いずれ全てのヒューマギアが、アークの意志に従う日がくる」と予告をする。「俺は俺のルールで動く」と言い返す諫だが、滅は「なぜ言い切れる?」と不気味な笑いを浮かべて諫を見下す。

      最強匠親方(長江英和)と宇宙野郎昴(桑畑亨成)は、滅亡迅雷.netのアジトで飛電メタルとメタルクラスタキーのデータを入手。データを受け取ったイズは、再びすべてのヒューマギアに、メタルクラスタキーを構成するアークの悪意のデータを打ち消すため、善意のデータが必要と訴える。ヒューマギアたちの或人を思う気持ちはジョブキーとなって現れ…。

      最強匠親方らがデータを入手したのは、実は垓に近づいたエンジの働きによるものだった。エンジに騙されていたことを知った垓は激怒。エンジにゼツメライズキーを装着、アルシノマギアとして暴走させ、自らはサウザーに変身。アルシノマギアを攻撃する。

      アルシノマギア=エンジを救おうと或人が現れた。イズの「変身してください!」の声に迷う或人だったが、「ヒューマギアを信じてください」というイズに意を決してゼロワンメタルクラスタホッパーに変身する。

      変身直後は苦しむ或人だったが、みごとにその力を制御。さらにイズからヒューマギアたちの善意で作られた武器プログライズホッパーブレードを受け取り、意気揚々とサウザーに立ち向かう。

      ゼロワンメタルクラスタホッパーはサウザーを圧倒。さらにプログライズホッパーブレードでアルシノマギアをエンジへと戻してしまった。ヒューマギアの力を信じたからこそ手に入れたパワー…。メタルクラスタホッパーはサウザーを粉砕、変身解除へと追い込む。

      プログライズホッパーブレードでヒューマギアの暴走も抑えることができた。ヒューマギアの契約件数も再び持ち直し、或人は「やっぱりヒューマギアは夢のマシンだ」とイズの前で決意を新たにする。

      しかし、エイムズの本部では、滅の姿が消えていた。いったい何が、どうなっているのか…!?

      第25話「ボクがヒューマギアを救う」

      あらすじ

      イズ(鶴嶋乃愛)が衛星ゼアと交信できなくなった。飛電の工場でヒューマギアの開発・製造を担当している博士ヒューマギア・博士ボット(六角慎司)の調べによると、通信を妨害する装置ジャマーが仕掛けられていたという。ということは、何者かが社長室のラボに侵入した!?

      諫(岡田龍太郎)によると、エイムズでは滅(砂川脩弥)が姿を消したという。監視カメラのシステムが妨害されており、どうやら何者かが滅を脱走させたらしい。ボットはすべては滅亡迅雷.netの仕業で、滅を追跡させまいと通信を妨害したと分析。そして、滅を作ったのは自分だと告白し、或人(高橋文哉)らを驚かせる。

      12年前、是之助(西岡德馬)ら飛電は日本政府、ザイアなどとヒューマギア運用実験都市計画に参入。その時にボットは父親型ヒューマギアの一つとして滅の原型となる個体を作ったが、垓(桜木那智)が衛星アークに人間の悪意をラーニングさせ、アークはヒューマギアをハッキング、人類への反乱を実行してしまった。ハッキングしたうちの4体のヒューマギア、滅、迅(中川大輔)らが滅亡迅雷.netを作り上げたという。

      衛星アークは人類滅亡を成し遂げるため、自らを宇宙へと発射しようとしたが、或人の父・其雄(山本耕史)が開発していた仮面ライダーでアークの陰謀を阻止。その結果、デイブレイクが起きたが、飛電は衛星ゼアを開発、打ち上げに成功しヒューマギア事業の立ち上げに成功した。一方の滅亡迅雷.netはヒューマギアがシンギュラリティに到達する時を待ち、反撃を開始したという。

      或人と諫らはボットの言葉に従い、アークを生み出した垓に滅の消息を聞きに行くが、垓は「残念ながら」と平然と答える。垓がアークに悪意をラーニングさせ、滅亡迅雷.netを生み出したのは、仮面ライダーなどの“兵器”で滅亡迅雷.netを倒し利益を得るため。垓の憎むべき野望を知った或人と諫は改めて怒りを露わにする。

      滅がデイブレイクタウンにいることがわかった。或人と諫は大勢のトリロバイトマギアを前にゼロワン、バルカンに変身。先へ進んだバルカンは滅を発見するが、仮面ライダー迅バーニングファルコンの攻撃を受け、変身解除に追い込まれる。

      変身を解除した迅は、自分は進化した、と言うと、ボットを操り、滅がアークと接続する時間稼ぎをしていたことを暴露する。復活した迅の目的、それは人間からヒューマギアを解放して自由を与えること。そんな言葉を残し、迅は或人らの前から姿を消す。

      迅との再会を喜ぶ滅は、再び人類滅亡を目指そうと語りかけるが、迅は意外にも異なる思いを口にする。
      「僕はそのために戻ってきたわけじゃないんだ」
      不気味に微笑む迅の真の目的とは!?

      第26話「ワレら炎の消防隊」

      あらすじ

      「お仕事五番勝負」の4回戦は消防士対決。火災訓練のビルからより多くの人々を救出する、という対決ルールが決められるが、垓(桜木那智)は唯阿(井桁弘恵)に消防士ヒューマギアにシンギュラリティの兆候が現れたら暴走させろ、とゼツメライザーを預ける。

      勝負には助けられる役として福添(児嶋一哉)、山下(佐伯新)、シェスタ(成田愛純)も参加。ザイアスペックを装着し闘志むき出しの消防士・穂村(阿部亮平)に圧倒されつつも、或人(高橋文哉)とイズ(鶴嶋乃愛)は消防士ヒューマギア・119之助(島丈明)にすべてを託す。

      119之助、穂村ともに淡々と救助活動を遂行、勝負は一進一退の攻防となる。が、突如、現場にスカウティングパンダレイダーが出現した。滅亡迅雷.netの仕業か? パンダレイダーが放ったレーザー光線で火の手があがり、現場の外で待機していた或人らは騒然となる。

      一方、滅(砂川脩弥)と復活した迅(中川大輔)は、滅のプログライズキーを取り戻そうと動き始める。そこへ諫(岡田龍太郎)が現れ、バルカンアサルトウルフに変身。迅もライダー迅バーニングファルコンに変身し激突する。しかし、ライダー迅はバルカンを圧倒、バルカンは変身を解除してしまう。

      パンダレイダーは逃走したが、火の勢いは増していく。119之助は穂村と共に訓練ではなく真剣な救助を開始。イズは逃げ遅れた福添らを助けるため、シェスタに避難経路を送信する。

      数人の救助を終えて戻った穂村は、119之助の諦めが早すぎると怒りをぶつける。
      「救える命を諦めるやつは消防士失格だ!」
      そんな穂村の真正面からの一喝を受けた119之助に、一瞬シンギュラリティの兆候が現れた。

      垓はここぞとばかりに唯阿に指示、逡巡した唯阿だったがゼツメライザーを119之助に装着。マンモスマギアへと変身させてしまう。垓は暴走するヒューマギアは危険、と中継中のマスコミにアピール。或人は「俺が直す」とゼロワンメタルクラスタホッパーに変身。ホッパーブレードでマンモスマギアを119之助に戻す。

      119之助は或人に謝罪。或人も命に対する理解が足りなかったと認めると、穂村の言葉に感謝し119之助を励ます。その時、福添らが逃げ遅れていることが判明。119之助と穂村、どちらが福添らを救出するのか、垓は勝負の仕切り直しを提案する。人の命を勝負に利用するとは…。怒りを露わにする或人に119之助が毅然と言い放つ。
      「救ってみませます!自分が必ず!」
      或人はそんな119之助にすべてを託すのだが…!?

      第27話「ボクは命を諦めない」

      あらすじ

      スカウティングパンダレイダーによって引き起こされた本物の火事に巻き込まれ、逃げ遅れた福添副社長(児嶋一哉)らを無事に救出するのは119之助(島丈明)か、ザイアスペック消防士の穂村(阿部亮平)か。二人は火災現場へ飛び込むが、互いに協力し合いつつ福添らを探す。

      或人(高橋文哉)はイズ(鶴嶋乃愛)の情報でパンダレイダーの捜索へ。ゼロワンメタルクラスタホッパーに変身し撃破するが、変身を解除した男は爆煙にまぎれて逃走。ゼロワンは落ちていたザイアスペックを拾う。

      火災現場の猛火に119之助と穂村は大苦戦。さすがの穂村も前進を諦めかけるが、119之助は「ヒューマギアの自分に命はありません」と自らを犠牲にする。119之助は穂村の「救える命を諦めるやつは消防士失格だ!」という言葉を実践していた。119之助の行動に言葉を失う穂村だったが、後から駆けつけた諫(岡田龍太郎)と唯阿(井桁弘恵)に背中を押されるように先へと進み、無事福添らを救出する。

      穂村から119之助の行動を聞いた或人は、制止を振り切り火災現場へ。素体となって動かなくなった119之助を「ご苦労さま」と声をかけ回収する。

      福添らを助けたのは穂村、よって勝利はザイアのもの、と勝ち誇る垓。飛電の買収を進めると宣言するが、穂村が勝ったのは119之助だと進言する。命を救うことの意味を理解した119之助はまぎれもない消防士…。そんな穂村の言葉に或人も感動する。

      それでも負けを認めない垓だったが、或人から受け取ったザイアスペックを分析した諫が現れ、パンダレイダーの正体がザイアの社員・京極(コッセこういち)であることを暴露する。会社からレイドライザーを持ち出して、という京極の自供にイズが反応。ショットライザーとレイドライザーの開発元が同じではないか、と指摘する。

      垓はすべてを認めると、危険なヒューマギアに対抗するためにエイムズが使う兵器がショットライザー、民間人が使うのがレイドライザーで人命救助のためのテクノロジーだと開き直る。そしてサウザーに変身しバルカンを倒すと、京極が使用したザイアスペックを踏み潰してしまう。

      証拠を隠滅し勝ち誇るサウザー。そこへ迅(中川大輔)が現れライダー迅フライングファルコンに変身。サウザーから滅(砂川脩弥)のプログライズキー、スコーピオンキーを奪い去っていく。

      飛電とザイアの勝負はいよいよ最終戦へ。ヒューマギアと人間が豊かに暮らせる特別区としてデイブレイクタウンの再建が発表される中、その特別区を巡る住民投票で決着をつけることになる。

      人間とヒューマギアは共生できるのか。住民からの支持を得るための演説対決にすべてを賭ける或人。得意のギャグも封印し、演説の構想を練るのだが…!

      第28話「オレのラップが世界を変える!」

      あらすじ

      「お仕事五番勝負」の最終戦は、ヒューマギア自治都市構想を巡る住民投票で支持を得るための演説対決となった。ザイアは市会議員の由藤(大塩ゴウ)を起用し、ヒューマギア廃絶を強力に訴える。

      対する或人(高橋文哉)も政治家ヒューマギアで対抗しようとするが、ヒューマギアは政治家になることを禁じられているため“政治家ヒューマギア”は開発されていない。イズ(鶴嶋乃愛)はラッパーヒューマギアのMCチェケラ(副島淳)で勝負を、と提案する。

      暴走するヒューマギアの危険性を訴える由藤が確実に支持を広げていく一方、チェケラはフリースタイルで若者の心を確実につかみ大健闘。勝負は互角の展開となる。

      滅亡迅雷.netの行方を追う諫(岡田龍太郎)は、レイドライザーが滅亡迅雷.netに盗まれた証拠を見せろ、と垓(桜木那智)に迫るが、逆に垓から諫と唯阿(井桁弘恵)には仮面ライダーに変身するための人工知能搭載チップが埋め込まれている事実を知らされる。

      垓に「実験体」呼ばわりされ、怒りを露わにする諫はバルカンに変身するが、サウザーの力に圧倒される。が、そこへライダー滅が現れ、バルカンを守るようにサウザーに攻撃。「なんで俺を庇った」を聞く諫に、滅(砂川脩弥)は「それがアークの意思だからだ」と答えて姿を消す。

      或人とチェケラは由藤が賄賂を受け取っている現場を抑えることに成功。テレビの公開討論会でチェケラは映像とともに由藤の悪行を暴露する。一気にチェケラの支持が上昇するが、由藤はザイアスペックを使い濡れ衣だと主張。証拠となる映像を提示し、チェケラの映像をフェイクだと言い放つ。

      由藤の卑劣な行動にチェケラの怒りが爆発。或人の制止を無視して勝手に由藤を激しい言葉で非難し始める。垓はここぞとばかりにゼツメライザーをチェケラに渡して挑発。チェケラはドードーマギアに変身してしまう。

      或人はゼロワンメタルクラスタホッパーに変身。ドードーマギアをチェケラに戻そうとするが、サウザーに邪魔をされると、唯阿が変身したファイティングジャッカルレイダーにドードーマギアは撃破されてしまう。垓は周囲の人々や視聴者に向かってヒューマギアの危険性を訴えると、ザイアの力とレイダーの性能を誇示する。

      チェケラの暴走と事態を収束したザイアを目の当たりにした市民は、一気にザイア支持へ。孤立したゼロワンは言葉を失い立ち尽くす。

      一方、諫は迅(中川大輔)から滅を助けるために諫のチップをハッキングしたことを知らされる。そして、もう一人解放しなければならない仲間がいることも…。迅からその仲間が諫である映像を突きつけられた諫は、あまりのショックに言葉を失う。
      「違う…俺じゃない…!」

      第29話「オレたちの夢は壊れない」

      あらすじ

      MCチェケラ(副島淳)が暴走、唯阿(井桁弘恵)が“実装”したファイティングジャッカルレイダーに倒されたことで、世論はザイア支持に。なす術もなく立ち尽くすゼロワンは、勢いづくサウザーに手も足も出ない。

      そこへ現れたバルカンは自らが滅亡迅雷.netのはずがない、とサウザーに銃を向けるが、サウザーの命令で一転、ゼロワンを銃撃する。さらにサウザーとバルカンの攻撃でゼロワンは変身を解除。或人(高橋文哉)、諫(岡田龍太郎)、唯阿はそんな状況を理解できず…。

      垓(桜木那智)は、諫の脳に埋め込まれた人工知能チップに滅亡迅雷.netの一人・亡の人工知能が内臓されていることを暴露する。亡は兵器開発に携わったヒューマギアで、垓の命令に従う“道具”だという。諫も、唯阿も垓の命令には逆らえない“道具”であることを思い知らされる。

      或人は、住民投票が行われる日まで、イズ(鶴嶋乃愛)とヒューマギア自治都市構想の支持を得ようと街頭で訴える。
      「たとえ今は困難なことでも、夢を持って前に進めば、笑える未来が待っている!」
      しかし、街の人々の反応は冷たく、状況を好転させることはできない。そんな或人とイズの孤独な戦いを密かに見ていた諫は、或人の言葉に心動かされる。

      結局、圧倒的多数で自治都市構想は否決。飛電の敗北が決定する。垓は或人に飛電の買収を進めると宣言、ヒューマギアを全て廃棄するという。或人は「一緒に生きていける道がきっとある」とヒューマギアを残して欲しいと懇願するが、垓は現れた諫に手始めにイズの廃棄を命令する。

      垓に従おうとする亡の思考に必死で抵抗する諫。そんな諫を前に、唯阿は「私は道具じゃない。私の意志で会社に従っている」とジャッカルレイダーを実装。イズを守ろうとするゼロワンメタルクラスタホッパーと戦闘になる。

      サウザーのさらなる命令を受けた諫はついに亡の思考に支配され、イズに銃を向けた。サウザーと戦うゼロワンもイズも守りきれず、ジャッカルレイダーの一撃がイズに…!と思った次の瞬間、なんと諫がイズの盾になり、ジャッカルレイダーの攻撃を阻止する。

      「目が覚めたぜ」
      亡の思考を完全に排除した諫は、或人の言葉を思い出し、自分の夢を見つけるため自分のルールで戦う!と宣言。ランペイジガトリングプログライズキーでランペイジバルカンに変身、圧倒的なパワーでサウザーとジャッカルレイダーを粉砕し変身解除へと追い込む。

      ランペイジバルカンの力でイズを守り、その場の戦いには勝利したものの、ザイアは飛電を子会社に。或人に代わって垓が飛電インテリジェンスの社長に就任した。

      或人は会社に残るという福添(児嶋一哉)と山下(佐伯新)に飛電を託し、一人立ち去っていく。ある決意を胸に秘めて…。

      第30話「やっぱりオレが社長で仮面ライダー」

      あらすじ

      飛電インテリジェンスの新社長に就任した垓(桜木那智)は、ヒューマギアの強制停止、一斉リコールを発表。すべてのヒューマギアの人工知能データの消去を宣言する。

      一方、或人(高橋文哉)はデイブレイクタウンで迅(中川大輔)と接触。ヒューマギアを人間の支配から解放するという迅に、人間と同じようにヒューマギアの心を大切にしたいという自らの思いを訴え、協力を依頼する。

      そんな二人の前に、ザイアの指揮下に入ったエイムズの隊長・唯阿(井桁弘恵)が二人の部下を連れて現れた。エイムズ隊員はヒューマギアの迅を破壊すべくバトルレイダーに変身。迅もライダー迅に変身し迎え撃つ。

      そこへ唯阿の無線を傍受した諫(岡田龍太郎)が現れた。エイムズを辞めた諫は、アークを生み出しすべての元凶となったザイアを倒すために戦うと宣言。ランペイジバルカンに変身し、唯阿が変身したジャッカルレイダーに「目を覚ませ!」と圧倒すると、バトルレイダーを変身解除へと追い込む。

      変身を解除した諫は、或人に自分と唯阿の脳にチップが埋め込まれていることを告白。驚く或人に、諫は自分は操られたりしないと言うと、或人も諫同様ザイアと戦う決意を口にする。

      迅が飛電の本社から動きを停止したイズ(鶴嶋乃愛)とゼロワンドライバーのケースを手に或人の元にやってきた。或人は手元にあったイズのデータで再起動に成功。迅は復元したイズにアークの意志でも、ゼアの命令でもなく自分の自由意志で生きろと迫る。

      しかし、ゼアの命令に従ってきたイズは「私の仕事は社長秘書です」と拒絶。そんなイズに或人も迅と同じく「これからは君自身が決めるしかない」と訴え、迅を驚かせる。そんな3人の前にイズを破壊すべく、垓がザイアの隊員を伴い現れた。

      垓はイズの破壊を命令。ザイア隊員は容赦なくイズに向けて発砲するが、なんと或人が盾となりイズを庇う。すでに垓の命令でヒューマギアのデータはすべて消去、勝ち誇る垓だったが、唯阿から衛星ゼアにデータがないという連絡が入り愕然とする。

      実はすべてのヒューマギアのデータは、ジョブキーとして或人が所持。防弾チョッキのように身にまとい、マモルのジョブキーで或人は守られる。

      怒りも露わに垓はサウザーに変身。或人もゼロワンに変身しようとホッパーキーをドライバーにかざすが、社長でなくなった今、ドライバーは反応しない。やむなく或人は生身のままサウザーに立ち向かい、何度も跳ね返され傷だらけになる。

      或人を軽く受け流したサウザーはイズに強烈な一撃を放った。そこへ盾になった或人、壮絶な爆発と共にすべてが終わったかと思った次の瞬間、或人はゼロワンへの変身に成功する。ゼロワンはメタルクラスタホッパーにチェンジし、サウザーを撃破。すべては衛星ゼアが或人がゼロワンであることを認め、シンギュラリティに達したイズが、或人を社長とする新会社をインターネット上で設立したおかげだった。

      秘書のイズと「飛電製作所」を設立した或人。得意のダジャレとともに二人の新たな戦いが幕を開けようとしていた。

      第31話「キミの夢に向かって飛べ!」

      あらすじ

      人気漫画家の石墨(勝矢)が、停止した漫画アシスタントヒューマギアのジーペン(徳角浩太郎)を動かして欲しいと或人(高橋文哉)に助けを求めてきた。或人はさっそくジーペンを再起動させるが、今回はジーペンの気持ちを大切にしたいから、と改めて石墨のもとで漫画を描きたいのかジーペンに問いかける。

      ところが衛星ゼアが機能せず、ゼアからの命令がなければ成長できないジーペンは或人の問いにも答えられない。そこへ現れた迅(中川大輔)は、ジーペンを人間の支配から開放しようとライダー迅に変身。ゼロワンを圧倒するとジーペンを抱えて飛び去っていく。

      ジーペンが機能しなくなったことを謝罪にやってきた或人とイズ(鶴嶋乃愛)に、石墨はジーペンをアシスタントとして使うのではなく、漫画を描かせたいという。石墨はジーペンを道具ではなくパートナーとして接し、漫画家としての才能を見出したらしい。

      迅はジーペンに「お前の生きたいように生きろ」と必死に訴えるが、何も理解できないジーペンは一人街をさまよい始めてしまう。思いが通じずショックを受ける迅に、滅(砂川脩弥)はヒューマギアにはヒューマギアのネットワーク、滅亡迅雷.netが必要だと告げる。

      ジーペンを破壊するため、唯阿(井桁弘恵)がエイムズの隊員を従えて現れた。割って入った或人は、石墨がジーペンを漫画家としてデビューさせようとしていることを訴える。ジーペンは道具じゃない!という或人の言葉に動揺する唯阿。その様子を密かにうかがっていた迅も、ヒューマギアだって夢を見ていい、という或人に心が動く。

      或人の訴えに目覚め、漫画家として頑張ると言うジーペンを破壊できなかった唯阿。そんな唯阿に怒りを露わにした垓(桜木那智)は、現れた諫(岡田龍太郎)が横領したテクノロジーを回収しろと唯阿に命じる。唯阿はジャッカルレイダーとなってランペイジバルカン戦うが、圧倒されながらも気づかれずにアサルトウルフーの奪取に成功して…。

      一方の垓はすべてのヒューマギアのデータを渡せと或人に迫るとサウザーに変身。断固拒否する或人もゼロワンに変身して戦うが、そこへライダー迅が現れゼロワンを援護。或人の言う「夢」がヒューマギアがシンギュラリティを起こすために必要な力かもしれない…。或人の思いに共鳴したライダー迅は、ゼロワンとともにサウザーを変身解除へ追い込む。

      ジーペンは石墨のもとで再び漫画を描き始めた。石墨から喜びの報告を受け取った或人は、イズによって復元された祭田ゼット(松村龍之介)の祝福を受けることに。イズと祭田ゼットのにぎやかな踊りに喜びつつも呆れる或人だった。

      第32話「ワタシのプライド!夢のランウェイ」

      あらすじ

      人気ファッションモデルヒューマギアのデルモ(木津レイナ)を復元して欲しい、とイベントキャスティング会社社長・古澤(福澤重文)がやってきた。人気ファッションイベント東京ファッションコレクションへの出演が予定されていたデルモだったが、ザイアによって電源停止、回収されてしまったらしい。

      大イベントにヒューマギアを出演させることは危険だが、逆にヒューマギアをアピールできるチャンスでもある。或人(高橋文哉)は心配するイズ(鶴嶋乃愛)を安心させると、データを転身しデルモを復元する。

      イズとデルモを廃棄するため、エイムズの隊員が飛電製作所に現れた。隊員はバトルレイダーに実装、或人もゼロワンに変身し迎え撃つ。飛電製作所の“警備担当”となった諫(岡田龍太郎)もバルカンに変身しようとするが、突如現れた唯阿(井桁弘恵)はアサルトウルフキーを無理やり装填。諫をバルカンアサルトウルフに強制変身させる。

      唯阿はザイアスペックを使い亡(中山咲月)を呼び出すと、バルカンは亡に乗っ取られ、ザイアの“道具”となりデルモに銃を向ける。バトルレイダーを撃破したゼロワンはバルカンを止めようとするが、亡となった諫に或人の言葉は通じない。そんな中、狙われているデルモが激怒。「人間のくせに命令がないと何もできないの!」と言い放ち、唯阿を動揺させる。

      そこへ突如現れたライダー迅はバルカンを攻撃。変身解除に追い込むと「僕を信じてくれ」と言い捨て、諫を連れ去っていく。アジトで迅(中川大輔)は諫の中にいる亡に“夢”について語りかけるなど必死に解放を試みるが、諫が覚醒し失敗に終わる。

      イベント当日、出番を前に楽屋を抜け出したデルモが唯阿に見つかってしまった。
      ジャッカルレイダーに襲われるデルモを見つけた或人はゼロワンに変身。しかし、垓(桜木那智)が現れサウザーに変身、さらにエイムズ隊員の攻撃を受け、デルモは足を負傷してしまう。

      デルモの夢、ランウェイを歩くことを阻み、高笑いのサウザーにゼロワンの怒りが爆発。サウザーはバルカンアサルトウルフの亡にゼロワンへの攻撃を命じるが、亡はヒューマギアの夢を叶えたい、と抵抗する。或人の「ヒューマギアだって夢を見ていい」という言葉を覚えていたのだ。
      「私はヒューマギア、デモ、道具ジャ……ない!」

      そんな亡の言葉にジャッカルレイダーは自ら変身を解除、諫の自我を取り戻したバルカンはランペイジバルカンにチェンジ。サウザーを圧倒し、変身解除へと追い込む。その様子を見ていた迅は「あとは解放するだけだ」と亡の“覚醒”を喜ぶ。

      デルモの夢を代わりに叶えるため、或人とイズはランウェイを歩きヒューマギアの存在をアピール。取材陣に改めてヒューマギアの安全性を訴える。そんなニュースを横目にする唯阿。その心中に去来するものとは…!?

      第33話「夢がソンナに大事なのか?」

      あらすじ

      諫(岡田龍太郎)が、不法投棄されていたテニスコーチ型ヒューマギア・ラブチャン(佳久創)を回収してきた。イズ(鶴嶋乃愛)によると、ラブチャンは中学生の圭太(角井楓真)のコーチだったらしい。

      或人(高橋文哉)らが圭太に確認すると、圭太は自分で捨てたことを認める。電源停止したラブチャンを見た彼女が怖がったから、というのが理由らしい。ラブチャンに不満はないという圭太は練習を再開させるが、或人はそんな圭太に違和感を抱く。

      或人らの前にエイムズが現れた。垓(桜木那智)から「不破諫を消せ」という命令を受けてきた唯阿(井桁弘恵)はジャッカルレイダーを実装。「不破、お前は仮面ライダーになるべきじゃなかった」と叫びつつ、ランペイジバルカンに襲いかかる。バルカンの猛攻にジャッカルレイダーは実装を解除するが、諫はそんな唯阿に不審を抱く。

      圭太がラブチャンの練習を拒否、或人にラブチャンを引き取って欲しいと駆け込んできた。圭太はただ楽しくテニスをしたいだけ、ラブチャンが目標に掲げるプロになどなりたくないという。やはりラブチャンを捨てたのは圭太だったのか。ラブチャンと諫は、夢は叶うと圭太を励ますが…。

      その様子を窺っていた唯阿が「夢、夢、夢、うるさい!」と苛立ちも露わに姿を現した。さらにやってきた垓は、諫が12年前にヒューマギアに襲われたという過去の記憶はウソであることを暴露する。自分を突き動かしていたものがすべてウソ…。あまりにも非情な真実に諫は、立ち直れないほどの衝撃を受ける。

      ウソの記憶を埋め込んだのも、諫にヒューマギアに対する憎しみを抱かせるため。すべては垓が諫を“道具”として使いやすくするためだった。
      勝ち誇ったように笑みを浮かべる垓に、ついに唯阿の怒りが爆発する。
      「あんたはテクノロジーで人の夢を弄んだ!私は絶対に許さない!」
      唯阿はバルキリーに変身、サウザーに立ち向かう。

      脳に埋め込まれたチップによる頭痛に苦しむバルキリー。サウザーに苦戦するが、「過去の記憶はどうでもいい。俺には仮面ライダーという夢がある」と立ち直った諫はランペイジバルカンに変身。バルキリーとの息の合った攻撃でついにサウザーを粉砕する。

      戦いに勝利し変身を解除した唯阿は、素手で垓に強烈な一発をお見舞いする。
      「これが私の辞表だ」
      唯阿は「ZAIA」の社章を捨てると、歩き去っていく。諫はそんな唯阿を笑みを浮かべながら見送る。

      圭太はラブチャンとの関係を解消。ラブチャンにコーチ募集のチラシを渡し元気付ける。そんな二人を或人は笑顔で見つめて…。

      一方、唯阿の前に滅(砂川脩弥)と迅(中川大輔)が現れた。亡(中山咲月)を解放するために力を貸してほしい…。思わぬ迅の申し出に唯阿は!?

      第34話「コレが滅の生きる道」

      あらすじ

      復元した農業管理ヒューマギア・ミドリ(伊藤有希菜)が働く畑山(山城秀之)の野菜工場・畑山ベジタルファクトリーに、トリロバイトマギアを従えた滅(砂川脩弥)が現れた。滅の狙いは或人(高橋文哉)らが管理している雷(山口大地)のデータを取り戻し、滅亡迅雷.netを復活させること。或人は断固拒否すると、マギアが工場を破壊し始める。

      見かねた或人はゼロワンに変身。滅もライダー滅に変身し、スキをついてミドリを人質にとると、ようやく駆けつけた諫(岡田龍太郎)をあざ笑うかのように消え去ってしまう。垓(桜木那智)によって12年前の記憶がウソだったことを知った諫。まだそのことを気にしているのでは?とイズ(鶴嶋乃愛)に指摘され、何も言い返せない。

      そんな諫の前にザイアを辞めた唯阿(井桁弘恵)が現れた。諫の本当の過去を亡(中山咲月)は知っているかも、という唯阿は、諫を気絶させ滅亡迅雷.netのアジトへと連れて行く。唯阿は、迅(中川大輔)の依頼に応え、亡を諫から解放しようと試みる。

      ミドリがいなくなり、畑山と息子の耕一(福地展成)が工場の管理に苦戦する一方、或人はイズに滅の調査を依頼。その結果、滅は父親型ヒューマギアとして或人の父・飛電其雄(山本耕史)のデータをもとに作られていたことがわかった。アークにハッキングされた今となっては、滅もその記憶を失っているはずだが…。

      或人は雷のデータである宇宙野郎雷電キーを手に滅との取り引きの場所へ。或人は必死に「お前は、父親型ヒューマギアだったんだ!」と訴えかけるが、滅はただ「雷のデータを渡せ」と繰り返すのみ。仕方なく或人はプログライズキーを投げ渡すが、受け取った滅はなんとミドリを破壊してしまった。

      滅の非情なやり方に怒りがこみ上げる或人。ゼロワンメタルクラスタホッパーに変身し、ライダー滅を圧倒。変身解除に追い込み、プログライズキーを取り戻す。変身を解除した或人の前でイズが反応。ザイアスペックを装着した人々が暴走を始めた、と或人に伝える。その中には、ベジタルファクトリーの耕一も!

      予想だにしなかった異変に動揺する或人。そこへ突如ライダー迅が飛来すると、或人の手から宇宙野郎雷電のキーを奪ってしまった。ヒューマギアを解放するという目的で一致、仲間だと思っていた迅がなぜ? そのころ滅亡迅雷.netのアジトでは唯阿の作業が完了、亡がついに姿を現した。

      「亡が蘇ったようだな」
      勝ち誇る滅、ライダー迅に或人の叫びはむなしく響くだけで…!

      第35話「ヒューマギアはドンナ夢を見るか?」

      あらすじ

      仮面ライダー迅に雷のデータを奪われた或人(高橋文哉)は、ゼロワンメタルクラスタホッパーに変身。ライダー迅を追い詰め、とどめの一撃を放とうとするが、滅(砂川脩弥)に割って入られ思わずその手を止めてしまう。変身もせずにライダー迅を庇った滅は自らの行動に動揺するが、その一瞬のスキをつきライダー迅は滅を連れて飛び去ってしまう。

      一方、ザイアスペックを装着した人々の暴走は、亡(中山咲月)の目から赤い光が消えたことで収束。垓(桜木那智)は暴走の原因が滅亡迅雷.netにあるとして、テレビを通して滅亡迅雷.netの壊滅を国民に約束する。

      解放された亡と初めて対面した諫(岡田龍太郎)は、その亡から自らの本当の人生について知らされる。あまりにも普通すぎる諫の生き方に、さすがの唯阿(井桁弘恵)も唖然とするばかり。ただ一つ、笑いのツボが面白いという亡は、無表情でくだらないギャグを放ち諫を爆笑させる。

      暴走する危険も顧みず、父の作った野菜ファクトリーを守ろうとザイアスペックを装着して作業をする耕一(福地展成)。そんな父子関係を見た或人は、ある決意を固めて…。

      エイムズの隊員を率いた垓と、トリロバイトマギアを従えた滅が対峙した。垓はサウザーに、滅はライダー滅に変身し激突。サウザーはライダー滅を圧倒し変身解除させると、とどめの一撃を放つ。が、なんとゼロワンが身を挺して滅を庇い、ゼロワンも変身を解除してしまう。

      或人は、滅がアークの意志とは関係なく迅(中川大輔)の父親になりたかったからライダー迅を庇ったと指摘。お前はお前、お前自身の夢があるはず、という或人の言葉に滅の心も揺れる。

      そんな或人と滅に対して「道具に夢などない」と言い放つサウザーに或人の怒りが爆発。或人はゼロワンメタルクラスタホッパーに変身しサウザーを追い詰めるが、突如現れたギーガーに苦戦を強いられる。

      しかし、ザイアのシステムを知り尽くしたという亡が現れると、ギーガーを停止させ、バトルレイダーとトリロバイトマギアを操りサウザーを襲わせる。形勢逆転に勢いづいた滅はライダー滅に変身。サウザーを圧倒し、強烈な一撃で変身を解除に追い込む。亡とともに去る滅は、或人をヒューマギアの未来を変える男かもしれない、とその力を認めつつあった。

      畑山父子の野菜ファクトリーに復元したヒューマギア・ミドリ(伊藤有希菜)が復帰した。畑山(山城秀之)らと喜ぶ或人だったが、一方で滅亡迅雷.netでは雷(山口大地)が蘇り、滅亡迅雷.netが復活を遂げていた。
      「アークの意志のままに…」

      第36話「ワタシがアークで仮面ライダー」

      あらすじ

      諫(岡田龍太郎)が亡くなったと思っていた家族が生きていることがわかった。自分から連絡がないことを家族は心配していないのか? 思い悩む諫のために、或人(高橋文哉)とイズ(鶴嶋乃愛)は占い師ヒューマギア・東品川の母(上村依子)を紹介するが、諫のモヤモヤは晴れない。その時、或人は諫のための新しいヒューマギアを思いつき…。

      一方、滅亡迅雷.netの前に現れたアークは滅(砂川脩弥)に取り付いた。迅(中川大輔)と唯阿(井桁弘恵)は、アークゼロドライバーを腰に巻き付け、アークとなった滅に驚愕しつつもライダー迅、バルキリーに変身。滅の姿をしたアークは迅の裏切りを知っていたと告げると、仮面ライダーアークゼロに変身する。

      或人は博士ボット(六角慎司)の力を借りて、飛電製作所初のオリジナル人工知能、話を聞いてくれるだけの友達型AI、アイちゃんを開発。諫に悩みを打ち明ければ、と渡す。

      アークゼロの信じがたいパワーになす術もないライダー迅とバルキリー。強烈な一撃を浴びたバルキリーは変身を解除。ライダー迅は立ち上がれない唯阿を連れてなんとかその場から逃走する。

      渋々、アイちゃんに悩みを相談した諫は、言われるままに自ら決断し実家へ。普通の生活をする家族の姿を確認した諫は安心すると同時にモヤモヤを解消する。

      ザイアが飛電インテリジェンス名義でレイドライザーの販売を発表した。ザイアスペックによる暴走者をバトルレイダーとなって止めるため、という垓社長(桜木那智)の危険な思惑に或人は猛反発。福添副社長(児嶋一哉)に電話で反対を訴えるが、福添から「仕方がなんだ」と突き放されてしまう。

      アークゼロとの戦いで重傷を負った唯阿を見舞った或人と諫、イズは、唯阿からアークが復活、そのアークを倒すために迅と手を組んでいたことを告白される。しかし、アークゼロの予想を越えた力に自らの選んだ道を後悔する唯阿。或人はアークを破壊しヒューマギアを守ると決意。諫も唯阿にアイちゃんを渡し、或人と行動を共にする。

      そんな或人と諫の前にアークゼロが姿を現した。或人はゼロワンメタルクラスタホッパーに変身、諫もランペイジバルカンに変身しアークゼロに立ち向かう。ゼロワン、バルカンは二人の必殺技による連続攻撃でアークゼロを圧倒。アークゼロを大きく吹き飛ばす。

      が、爆煙の中からアークゼロドライバーを腰に巻いた迅が現れた。驚くゼロワン、バルカンの前でアークは滅に取り付くとアークゼロに変身。ゼロワンの攻撃をいとも簡単に跳ね返すと、強烈な一撃をゼロワンに放つ。反撃すらできずまともに攻撃を浴びてしまうゼロワンは…!?

      第37話「ソレはダレにも止められない」

      あらすじ

      アークゼロの攻撃にゼロワンは変身を解除。窮地に陥った或人(高橋文哉)だったが、迅(中川大輔)が身を挺して庇う。「逃げろ」という迅の言葉を受け、或人は諫(岡田龍太郎)、イズ(鶴嶋乃愛)とともになんとかその場から逃走する。

      迅のおかげで危機を脱したものの、アークゼロの驚異的な力に「まさかあそこまでとは…」と呆然とする或人。信じてきた人工知能の人間を超えた力の凄まじさにただ怯えるしかなかった。

      レイドライザーの売り上げを伸ばすべく、垓(桜木那智)は福添(児嶋一哉)らにザイアスペックの暴走を指示。垓の冷酷な判断に危機感を抱いた福添は或人を訪ね、垓を社長の座から引きずり下ろすためヒューマギアの力を借りたいという。或人は言われるままにシェスタ(成田愛純)を復元。福添はそのシェスタに垓の悪事に関するデータを収集するよう指示する。

      一方、アークの命令を受けた亡(中山咲月)は雷(山口大地)と垓の前へ。亡は仮面ライダー亡に変身、垓に襲いかかるとその服を引き裂いてしまう。愚弄された垓は怒りを露わにするが、亡はアークが復元、仮面ライダーになったことを伝えると雷とともに去っていく。

      ケガが完治しない唯阿(井桁弘恵)を病院に見舞った諫は、唯阿からザイアの言いなりになり諫を裏切り続けた行動を謝罪される。どうやらアイちゃんとの会話で心を開く気持ちになったらしい。照れながらも詫びる唯阿に諫も思わず微笑みを返す。

      垓はサウザーとなり、バトルレイダー、エイムズの隊員を引き連れ滅亡迅雷.netのアジトを急襲した。しかし、迅を乗っ取ったアークはアークゼロに変身。滅(砂川脩弥)は仮面ライダー滅、雷は仮面ライダー雷、そして亡も仮面ライダー亡に変身し、サウザーらの前に立ちはだかる。それと同時にザイアスペックが暴走を始めて…。

      シェスタが垓の情報の収集に成功。或人に礼を言いに来た福添は、アークゼロの強さに人工知能に怯える或人の弱った心を見抜く。
      「きみがヒューマギアを信じないでどうする!?」
      福添の力強い励ましの言葉に目が覚めた或人は、決意も新たに戦いの場へと飛び出していく。

      サウザーを完膚なきまでに圧倒したアークゼロの前にゼロワンメタルクラスタホッパーが現れた。アークゼロに恐怖を抱きながらも、「お前が怖い!だけど逃げない!」と戦いを挑むゼロワン。アークゼロに乗っ取られた迅の声が一瞬聞こえ、逡巡すると強烈な一撃を受け変身を解除。アークゼロは或人をさらに攻撃しようとするが、なぜか手を止めると去ってしまう。

      そのころ飛電インテリジェンスでは、傷だらけの垓に福添らが汚職などの証拠データを示し社長解任を迫る。自分以外にこの会社の経営をできる人間はいない、と強がる垓に福添は力強く言い放った。
      「心当たりがあります」
      その人物とは…!

      第38話「ボクは1000%キミの友だち」

      あらすじ

      垓(桜木那智)は横領などの証拠をすべて消去。社長の座に固執するが、福添副社長(児嶋一哉)らはレイドライザーの販売予約をすべてキャンセルし対抗する。怒った垓はサウザーに変身するが、或人(高橋文哉)もゼロワンに変身。あっさりと倒され力尽きる。

      「人と人工知能が心を通わせて笑顔になる」
      そんな人間が飛電の社長にふさわしいと或人に諭される垓だが、どうしても飛電の社長が諦めきれない。或人はそんな垓に自分が立ち上げた飛電製作所を守ることが先決と、飛電インテリジェンス社長への復帰を否定する。或人の社長として何が大切かという言葉は垓の心にも響いて…。

      反抗を試みる迅(中川大輔)の行動を予測、あっさりと抑え込むアークだが衛星ゼアが導く結論だけは予測できないという。アークは野望を実現すべく、雷(山口大地)の案内で飛電インテリジェンスの宇宙事業センターへ。その狙いとは?

      社長退任は拒否したものの、自らの無力さを思い知らされ落ち込む垓はアイちゃんと会話。幼いころ、さうざーと名付けた人工知能搭載犬型ロボットを大切にしていたことを思い出す。厳しい父に育てられ、唯一の心の拠り所だったさうざーだったが、いつの頃からかそれすらも捨ててしまっていた…。

      本当は心を許せる友達が欲しいのでは?というアイちゃんの言葉に反抗する垓だったが、ゼアからの指令でザットが新たなさうざーを構築。その愛らしい姿に垓の頑な心は次第に解けていき…。

      アークを止めようと宇宙事業センターへ駆けつけた或人はゼロワンに変身。果敢に戦いを挑む。さらにエイムズの通信を傍受した諫(岡田龍太郎)と唯阿(井桁弘恵)も宇宙事業センターへ向かおうとする。が、唯阿をなおも隊長と慕うエイムズの隊員たちに止められる。意外な言葉に驚く唯阿に、「居場所が見つかったんじゃないか」と諫は笑顔を見せる。

      新たなさうざーを抱き上げるとすべての緊張から解き放たれる垓。
      「こんな私なのに…そばにいてくれて…」
      垓はさうざーと過ごしていた幼かった頃、真っ直ぐだった自分を取り戻す。

      一方、アークゼロと戦うゼロワンメタルクラスタホッパーは次第に追い込まれていく。そして、ついには変身を解除。アークゼロを倒して迅を取り戻す、という或人の思いを思いを見透かしたと勝ち誇るアークゼロはトドメの一撃を放った!

      が、その一撃をなんとサウザーが跳ね返した。驚く或人に、サウザーは自分は飛電インテリジェンスを愛していたと告白。そして力強く或人に語りかける。
      「さあアークを倒すぞ。我々二人の手で」

      第39話「ソノ結論、予測不能」

      あらすじ

      サウザーの呼びかけに応え、或人(高橋文哉)もゼロワンに変身。二人は力を合わせライダーキックを放つと、さすがのアークゼロも変身を解除。そのまま逃走する。

      さうざーを愛おしげに抱く垓(桜木那智)は、人と人工知能が心を通わせ笑顔になる、という飛電の夢を実行していたのは自分だったと或人に告白。これまでの行いを謝罪する。しかし、或人は「謝って済む問題じゃない」と怒りを露わにすると、諫(岡田龍太郎)や唯阿(井桁弘恵)に対することも含め、罪を償う気持ちを行動で示してほしいと告げる。

      迅(中川大輔)からアークの狙いが衛星ゼアであることを聞いた或人は、イズ(鶴嶋乃愛)とアークを止めるための知恵を貸してほしいとゼアに依頼するが、ゼロワンのアップデートは不可能であることがわかる。どうやらゼアにはアークが仮面ライダーになる想定がなかったらしい。それなら、と或人は自らの力でアークの予想を超える仮面ライダーを開発すると決意を新たにする。

      諫と唯阿に謝罪する垓だが、二人の怒りは治まらない。さうざーに焚き付けられるように垓は諫と唯阿の前で土下座するが、諫はそんな垓にエイムズをザイアから独立させろと要求する。

      新たに行動を開始した或人、そしてイズ、迅の前に雷(山口大地)が現れた。警戒する或人らの前で雷は弟・昴(桑畑亨成)のことを思い出し、宇宙野郎雷電の心を取り戻したという。そんな雷はゼアを乗っ取ろうとするアークの裏をかいてこっちから仕掛けるべきと提案。雷電の復活を信じた或人は、そんな雷の提案を受け入れる。

      雷とともにデイブレイクタウンへとやってきた或人と迅だったが、すべてはアークが雷を操って仕掛けた罠だった。衛星ゼアを乗っ取るというアークは雷の体に乗っ取るとアークゼロに変身。或人もゼロワンメタルクラスタホッパーに変身する。

      アークゼロと戦うゼロワンだが、やはりアークゼロのパワーに圧倒され変身を解除。アークゼロは或人からゼロワンドライバーを強引に奪い取る。
      「お前はもう二度とゼロワンに変身できない」

      アークは或人に言い放つと、ゼロワンドライバーを使い衛星ゼアを乗っ取ってしまう。
      「もう私を止められる者はいない」と勝ち誇るアーク。それでも或人は傷つきながらも「俺が…止める…」と口にするが、そのまま意識を失ってしまい…。

      第40話「オレとワタシの夢に向かって」

      あらすじ

      満身創痍の或人(高橋文哉)を亡き者にし、人類滅亡を確実なものにするため、雷(山口大地)を乗っ取ったアークが現れた。アークはアークゼロに変身、ゼロワンに変身できない或人に容赦なく襲い掛かるが、迅(中川大輔)がライダー迅に変身。アークゼロに立ち向かう。

      しかし、すべての攻撃をアークゼロに予測されたライダー迅はなすすべもなく圧倒されると、或人に「逃げろ」と言うのが精一杯の状況に。が、「俺は逃げない」と言い放った或人は、アークゼロから強烈な一撃を浴びてしまい、ついに力尽きてしまう。

      或人の亡骸を前に諫(岡田龍太郎)、唯阿(井桁弘恵)、垓(桜木那智)は声を失う。唯一、イズ(鶴嶋乃愛)だけは必死に或人に「指示をください」と声をかけ続けるが、或人が息を吹き返すはずもなく…。

      諫たちを葬るため、アークが都市機能をハッキング。諫らの周囲で大規模な爆発が発生する。姿を現したアークゼロは諫らの目の前で垓に強烈な攻撃を放つと、諫、唯阿も倒してしまう。

      なおも或人に必死に語り掛けるイズ。
      「お願いですから、目を覚まして…」
      そんなイズの目からまさかの涙がこぼれ落ち、迅はもちろんイズ本人も驚愕する。そんなイズが目を閉じると、なぜか或人がアークゼロに襲われる直前まで時間が逆戻りする。

      アークゼロに倒されては、何度も時間が逆戻りする現象に戸惑うイズ。或人の夢は人と人工知能が一つになる仮面ライダーを生み出すこと。しかし、結末を知っているイズは或人がその夢をかなえる前に…。その時、イズのモジュールが金色に輝いた。

      やはり同じようにアークゼロの攻撃を受ける或人。しかし、或人はゼロツーキーを手に立ち続ける。アークゼロによって滅ぼされたと思われた衛星ゼアはイズと一つになって存在していた。或人はイズの中のゼアを起動させるため、何十億通りものシミュレーションを繰り返させ、ついにアークゼロの予測を超える結論を導き出すことに成功する。

      或人の夢を一緒にかなえようというイズへの呼びかけにゼアが反応。ゼロツードライバーが出現した。或人はゼロツードライバーとゼロツーキーで仮面ライダーゼロツーに変身。アークゼロの攻撃をすべて予測したゼロツーは、ライダーキックでアークゼロを粉砕する。

      ついにアークに勝利した或人。しかし、滅(砂川脩弥)が現れると、雷を保護。「衛星が存在する限りアークは滅びることはない」と不気味に告げて去っていく。その言葉を証明するかのように衛星アークは赤い光を放ち…!

      第41話「ナンジ、隣人と手をとれ!」

      あらすじ

      ヒューマギアプログライズキーを拾い集め、滅亡迅雷.netを含めたヒューマギアの夢を叶えようと再び立ち上がった或人(高橋文哉)たち。しかし、アークが破壊活動を開始。各所で爆発が発生する。

      滅亡迅雷.netのアジトでは雷(山口大地)や亡(中山咲月)が、自分たちに指示もなく破壊活動を始めたアークに不審を抱き始める。それでもアークを信じようとする滅(砂川脩弥)を迅(中川大輔)が説得、アークはヒューマギアを利用しているだけ、夢を持って自分の意志で生きろと訴える。

      しかし、あくまでアークを信じる滅は怒りとともにライダー滅に変身。ライダー迅を圧倒し変身解除に追い込むが、僕を滅ぼすのはアークの意志か、滅の意志なのか、という迅の問いかけにとどめを刺すことができず、滅は何も答えず迅と決別する。

      或人はイズを飛電インテリジェンスに送り、ヒューマギア事業の再稼働を要請するが、垓(桜木那智)は拒否。しかし、垓は飛電の社長を辞任、代わって或人を新社長に指名し或人も承諾。福添(児嶋一哉)ら取締役員たちの承認を受け、或人は社長に復帰する。

      或人は各所の爆発がアークの仕業であるという声明を発表。今こそ人とヒューマギアが一致団結する時と人々に訴えかける。その言葉とともに最強匠親方(長江英和)、Dr.オミゴト(高橋光宏)、119之助(島丈明)も活動を開始。そして亡は諫(岡田龍太郎)の前に現れると、雷は弟の宇宙野郎昴(桑畑亨成)と再会して…。

      アークの意志か、自らの意志か。逡巡する滅の前にアークが現れた。滅はアークの導きを歓迎するが、その指令はヒューマギアをすべて滅すというものだった。激しく動揺する滅はアークの指令を拒否しようと必死に抗うが、次の瞬間アークは迅に乗り移ってしまう。

      アークは滅を倒そうとアークゼロに変身。滅は迅を救うため、或人とともに仮面ライダーに変身!ついにゼロツーとライダー滅は共闘する。ゼロツーとライダー滅のライダーキックでアークゼロは圧倒されると、アークは迅の体を離れる。

      衛星としてすべてのヒューマギアを初期化しようとするアークだったが、昴と雷が衛星を攻撃。ついに衛星アークは破壊される。

      人とヒューマギアが力を合わせ、勝利を手にした或人。滅は「お前のおかげで俺にも夢ができた」と語りかけ、或人を喜ばせるが、その夢とは人類滅亡だった…。人間に悪意がある限り、いつかまたアークは生まれるかもしれない。人類が存在する限りヒューマギアに安息はない。滅は或人に告げると、迅とともに或人の前から姿を消す…。

      「人類はやはり滅ぶべき存在だ」

      第42話「ソコに悪意がある限り」

      あらすじ

      滅(砂川脩弥)が謎の仮面ライダーに変身、或人(高橋文哉)を倒すとアズ(鶴嶋乃愛)が現れ、悪意が生まれた時アークは蘇る、と告げる悪夢から目覚めたイズ(鶴嶋乃愛=二役)。その夢が現実になるかの如く、滅から全てのヒューマギアへ人類滅亡の戦いへの参加を呼びかけるメッセージが入る。そんな不穏な動きを或人は知る由もなく…。

      一方、ザイア本社からやってきた与多垣(丸山智己)は、衛星アークを暴走させた責任から垓(桜木那智)を解任。自らが社長に就任し、垓はサウザー課課長へと降格する。その与多垣は迅(中川大輔)と密かに交信。滅を始末しろ、と命令する。

      イズは或人に内緒でマギアとともに行動を開始した滅の前へ。あなたは人間の素晴らしさを理解していない、と説得するが、滅を止めようと諫(岡田龍太郎)と唯阿(井桁弘恵)が現れた。イズは戦いを止めようとするが、滅はライダー滅に変身。諫、唯阿も変身し戦闘が始まってしまう。

      遅れて駆けつけた或人もゼロツーに変身。アークが消えた今もう争う理由はない、と訴えかけながらマギアを倒していく。その間にもイズはライダー滅に「ヒューマギアだって心から笑うことができる」と懸命に説得。それでも頑なに自分に心など存在しない、と言い放ち、滅はイズに向けてアタッシュアローを放つ。

      爆発音を聞き、駆けつけたある人の前には半壊したイズが。慌ててイズを抱き抱える或人だったが、イズは滅やヒューマギアの幸福を或人に託すと「さよなら」の言葉とともに爆発。リボンのみを残して消えてしまう。イズを失ったショックに立ち直れない或人。沈み込む或人の前に不気味に微笑むイズが現れて…。

      マギアとともに人類滅亡を訴えながらなおも戦うライダー滅。バルカン、バルキリーと激しく交戦するが、ライダー迅はこのままでは滅がアークになってしまう、と必死に止めようとする。と、その時、突如現れた謎の仮面ライダー、仮面ライダーアークワンの凄まじい攻撃が炸裂。変身を解除させられた諫らはあまりの強さに呆然とする。

      復活したアークは滅ではなかった…。変身を解除したアークワン、その正体はなんと或人だった!
      「なんであいつが」
      諫らは信じられない展開に言葉を失い…。

      或人の前に現れたイズと思われたヒューマギアはアズだった。或人の悲しみは悪意へと変わり、アズから受け取ったアークワンキーで仮面ライダーアークワンへと変身していた。なおも深い悲しみから立ち直れない或人にアズが言葉をかける。

      「悲しまないで。私がそばにいるから……アーク様」

      第43話「ソレが心」

      あらすじ

      ザイアの新社長・与多垣(丸山智己)は、アークにハッキングされた或人(高橋文哉)を倒すよう諫(岡田龍太郎)、唯阿(井桁弘恵)に依頼。しかし、諫らはアークは倒しても或人は救うと言い放ち、垓(桜木那智)もそんな二人と行動を共にする。

      イズ(鶴嶋乃愛)を滅ぼしたことを責める迅(中川大輔)に、「俺の中にあるのはヒューマギアの安息を守る正義だけ」と怒りを露わにする滅(砂川脩弥)だが、刀を持つ手が震えている。そんな滅の動揺を迅は敏感に感じ取り…。

      アークワンを見つけた諫ら3人はライダーに変身。或人からアークを追い出そうと攻撃を仕掛けるが、サウザーはアークワンの攻撃で変身を解除。ドライバーを破壊されると、バルカン、バルキリーも脳内チップからデータを吸い取られ変身を解除させられる。

      変身能力を奪われた諫らの前で変身を解除した或人は、「放っておいてくれ。これは俺と滅の問題なんだ」と言い放ち去っていく。

      垓はサウザンドジャッカーで奪ったアークのデータを分析。或人はアークに操られているのではなく、イズを破壊された或人の憎しみがアークを生んだという結論を得る。人の中に存在する悪意は感染する。もし或人が滅に復讐すれば、人類とヒューマギアの全面戦争に発展する可能性も…!?

      滅が再び全ヒューマギアに人類との戦いを呼びかけた。諫らはイズの復元を福添(児嶋一哉)らに依頼するが、バックアップが存在しないため復元は不可能だという。イズが復元できなければ、或人は憎しみを抱えたままだ。いったいどうすれば…。

      アズ(鶴嶋乃愛=二役)から情報を得た或人は滅のもとへ。イズを破壊したことを激しく非難する或人、「人類の悪意を滅ぼすまで戦う」と反論する滅。対立する両者はアークワン、仮面ライダー滅に変身し激突する!

      滅と行動を共にするヒューマギアが増えてきたことを雷(山口大地)、亡(中山咲月)から聞いた迅は、ある決意を胸に立ち上がる。そしてアークワンとライダー滅の戦いの場に駆けつけたライダー迅はライダー滅を庇い、アークワンの必殺技を受け止め倒れてしまう。

      傷だらけとなった迅は、滅が自分の中に心が芽生えたことを恐れていたことを見抜いていた。そんな滅を父親として失いたくなかった、と言う迅はそのまま爆発してしまう。迅を失った悲しみに涙を流しながら悲痛な叫び声を上げる滅。

      そんな滅に「悪意の連鎖は止まらない」とアズが接近、滅の中に生まれた迅を失った悲しみと怒りを利用しようと新たなプログライズキーを滅に差し出した。
      「やがてヒューマギアと人類が争い、すべてが滅びる。そのカギを握るのがあなた…」

      アズの恐ろしい言葉に次第に滅の怒りは増幅され…!

      第44話「オマエを止められるのはただひとり」

      あらすじ

      滅(砂川脩弥)は、或人(高橋文哉)がアークとなったことを理由に人類こそ滅ぶべき悪だと飛空ビジョンを使って告知。人類との戦いを呼びかける滅に動揺するヒューマギアたちに詰め寄られる或人だが、迅(中川大輔)を倒してしまった己の行動を後悔し取り乱す。

      各地でヒューマギアによる大規模なデモが発生、混乱が広がる中、与多垣(丸山智己)はエイムズの出動を指示する。しかし、武力による制圧はヒューマギアが人類を敵とラーニング、対立が激化するだけだ。諫(岡田龍太郎)と唯阿(井桁弘恵)は或人にヒューマギアと争う意志がないことを釈明させようとするが…。

      諌は或人に滅との戦いをやめるよう説得するが、或人は元には戻れないと言うだけ。ならば力づくで、とバルカンに変身しようとするが、その力は失われていて…。一方で雷(山口大地)も滅を説得。そして垓(桜木那智)の尽力でエイムズの隊長に正式に復帰した唯阿は、エイムズのヒューマギアへの銃撃を阻止する。

      諫は現れた亡(中山咲月)から「或人を止めろ!」とジャパニーズウルフキーを受け取ると、オルトロスバルカンに変身。ゼロツーに立ち向かう。そのころ飛電本社前では福添(児嶋一哉)、山下(佐伯新)、そしてシェスタ(成田愛純)までが「或人を信じてくれ!」とヒューマギアのデモ隊に向かって土下座。唯阿は与多垣、エイムズに向かってヒューマギアも人間と同様に心を持つ存在だと訴える。

      激しくぶつかり合うゼロツーとオルトロスバルカンだったが、バルカンは力尽き強制的に変身を解除。戦う術を失った諫は或人に「滅をぶっ潰して…その先に何がある?その先にあるお前の夢はなんだ?」という言葉を投げつけるが、或人は何も答えず去っていく。

      或人は一人ゼロツーのキーを手にゼアにどうすれば良いのかと問いかける。すると、或人の前にはゼロワンドライバーを手にした父・其雄(山本耕史)が現れて…。

      諫、唯阿らの懸命の努力にもかかわらず、状況は好転しない。そんな中、垓は唯阿に与多垣から預かった迅のイアモジュールを託す。与多垣、垓の意志を理解した唯阿は迅の復元を誓う。

      そのころ、ついに或人と滅は1対1で対峙する。不敵に笑うアズ(鶴嶋乃愛)がその様子を飛空ビジョンに映し出し、戦いを煽る中、或人は仮面ライダーアークワンに変身。滅もアズから受け取ったドライバーと新型キーで仮面ライダー滅アークスコーピオンに変身する。

      「ダメだ!戦うんじゃねえ!」

      息を呑んで見守る諫らの不安をよそに、ついにアークワンとアークスコーピオンは激突して!

      最終話「ソレゾレの未来図」

      あらすじ

      仮面ライダーアークワンと仮面ライダー滅アークスコーピオンの激闘が始まった。人類とヒューマギア、悪意の連鎖によって無数のアークが生まれ世界は滅亡する。事態はアズ(鶴嶋乃愛)の思惑どおりに進行するが、なんとかして戦いを止めたい諫(岡田龍太郎)、垓(桜木那智)、唯阿(井桁弘恵)は迅(中川大輔)の復元に一縷の望みをかける。

      戦いは滅アークスコーピオンの勝利かと思われたが、頭脳のみの復元に成功した迅がアズの前に現れた。或人(高橋文哉)は悪意に染まっていく心をどうすることもできず、そんな自分を止められるのは滅(砂川脩弥)だけだと判断した…。迅はそんな或人の思いを代弁する。

      ボロボロになって変身を解除した或人。戦いの前、衛星ゼアで父・其雄(山本耕史)と再会。本当の強さとは力ではなく心が強いこと、という教えを受け、ゼロワンドライバーを託されていた。

      或人はそのゼロワンドライバーを装着しながら、迅を奪われた悲しみこそ心がある証拠と滅を諭すと、滅も心があることの恐怖、そんな心を教えた人間が憎かった、とすべてを吐露する。或人は「絶対に乗り越えられる、心があるとわかったのなら。だって俺たちは仮面ライダーだろ!」とゼロワンリアライジングホッパーに変身。滅もライダー滅アークスコーピオンに変身し再び激突する。

      アズとともにそんな二人を見つめる迅は「あの二人なら悪意を乗り越えられる」と言うと消滅。ゼロワンと滅アークスコーピオンはともにライダーキックで激突!最後はゼロワンの強烈な一撃を滅アークスコーピオンが受け止め爆発、変身を解除する。なぜ自分を破壊しなかったと問いかける滅に「その必要はないだろ」と答える或人。二人は心からの微笑みを浮かべる。

      悪意の連鎖という戦いに勝利した或人は、飛電インテリジェンスの社長としてヒューマギア事業の拡大を発表。イズ(鶴嶋乃愛=二役)のプログライズキーを手に、夢に向かって飛ぶことを改めて誓う。

      垓はサウザー課でさうざーに囲まれつつ仕事を始めると、エイムズの隊長となった唯阿は亡(中山咲月)を隊員に迎え新たな一歩を踏み出す。そして諫も事故で車内に閉じ込められた女性を持ち前のパワーで救い出し、「街の平和を守る仮面ライダーだ」と胸を張る。

      そして、装いも新たになった滅は迅を前に人類滅亡ではなく、アークが蘇らないよう世界の悪意を見張り続けると宣言。そんな滅に迅は「お父さん」と笑顔で語りかける。

      一方、アズは新たなアークのキーとドライバーを謎の男(伊藤英明)に手渡す。男は「世界を破壊し、楽園を創造する」と不気味な目的を口にすると、見たこともない仮面ライダーに変身して…。

      或人は福添(児嶋一哉)らの前で秘書型ヒューマギアを復元。イズと命名すると、改めてイチからラーニングを始める。或人のダジャレを解説するイズに、出会ったころを思い出し泣き笑いとなる或人。それなら…と「アルトじゃあ〜ないとぉ!」をラーニングさせ、夢へ向かって新たな一歩を踏み出すのだった。

      キャスト

      ※青色のリンクがあるキャストは、クリックすると関連作品や詳細が確認できます。

      登場キャラクター名 キャスト名
      飛電或人|カメンライダーゼロワン 高橋文哉
      不破 諫|仮面ライダーバルカン 岡田龍太郎
      イズ 鶴嶋乃愛
      刃 唯阿|仮面ライダーバルキリー 井桁弘恵
      迅|仮面ライダー迅 中川大輔
      滅|仮面ライダー滅 砂川脩弥
      天津 垓|仮面ライダーサウザー 桜木那智
      キャストの詳細を見る➡

      飛電 或人(ひでん あると) / 仮面ライダーゼロワン:高橋文哉

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      本作の主人公。

      売れないお笑い芸人として活動するも、祖父である飛電是之助の遺言により「飛電インテリジェンス」の二代目社長を就任。仮面ライダーゼロワンとなる。

      情熱的で、人の夢を守るためには自分が傷つくこともかまわない、仮面ライダーの主人公らしい正義感を持つ。

      飛電 或人を演じるのは高橋文哉さん

      2001年生まれ、埼玉県春日部市の出身です。

      2017年にエントリーした「男子高生ミスターコン2017」で1万人の応募者の中からグランプリを獲得

      俳優、モデルとして活動し、TVドラマ、バラエティ、映画、舞台と幅広く活躍しています。

      不破 諫:岡田龍太郎

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      「対人工知能特務機関」A.I.M.S.の隊長であり、仮面ライダーバルカン。

      ヒューマギアを「人類の敵」とみなし、その製造元である飛電インテリジェンスに対して激しい憎悪を抱く。

      冷酷な一面もあるが部下の面倒見がよく、兄貴肌な気質も持つ。

      不破 諫を演じるのは岡田龍太郎さん

      1993年生まれ、兵庫県西宮市の出身です。

      同志社大学商学部を中退後、早稲田大学法学部を卒業。

      2016年の「ジュノン・スーパー・ボーイ・コンテスト」で準グランプリを受賞

      TVドラマを中心に活躍していますが、youtubeに開設した自身のチャンネルで公開している、共演者との撮影裏話やゲーム実況が好評となっています

      イズ:鶴嶋乃愛

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      飛電或人をサポートする飛電インテリジェンスの秘書タイプヒューマギアで、本作品中のヒロインの一人。

      他人に対して機械的な言動、反応を返すが、独自で解釈を加えて行動するといった柔軟な一面も見せる。

      イズを演じるのは鶴嶋乃愛さん。

      2001年生まれ、高知県出身です。

      2013年に「第21回ピチモオーディション」でグランプリを獲得

      「ピチレモン」「Popteen」の専属モデルを経て、2019年4月に行われた「シンデレラフェスvol.6」のステージ上で「EMMARY」の四代目編集長就任が発表されました。

      本作品が女優デビュー作となっています。

      刃 唯阿:井桁弘恵

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      井桁 弘恵 (Igeta Hiroe)(@igetahiroe23)がシェアした投稿 -

      A.I.M.S.の技術顧問と特殊技術研究所の最高責任者を兼任。仮面ライダーバルキリーに変身する。

      「ヒューマギアはあくまで人間を補佐する“道具”でしかない」というドライな考えを持つが、物語が進んで行くにつれて次第に軟化していく。

      物語の中で立場が次々と変化、それに伴い人物像にも大きな変化が現れる。

      刃 唯阿を演じるのは井桁弘恵さん

      1993年生まれ、福岡県福岡市の出身です。

      福岡県立修猷館高等学校を経て早稲田大学人間科学部を卒業。

      2012年に行われた「2013ミス・ティーン・ジャパン」でサマンサ・タバサ賞を受賞。女優、モデルとして活躍しています。

      TVドラマ、映画、CM等幅広く活躍しています。

      スタッフ

      ※青色のリンクがあるキャストは、クリックすると関連作品や詳細が確認できます。

      監督 杉原輝昭
      原作 石ノ森章太郎
      脚本 高橋悠也

      主題歌:J×Takanori Nishikawa「REAL×EYEZ」

      主題歌は、J(LUNA SEA)と西川貴教の楽曲で、令和ライダー1代目らしく新たな幕開けを感じられる歌詞も注目されています。

      ゼロワンのパワフルさやかっこよさを前面に押し出し、夢や希望を持てるこの作品の雰囲気と合っていますね。

      気分が上がる曲調やスピード感で大人にも子供にも人気が高く、何度聴いても楽しめる魅力的な曲です。

       

       

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      ※本ページの情報は2021年6月時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サイトにてご確認ください。