華々しい財閥一家の複雑な人間関係と主人公の情熱と野望を描いた「華麗なる一族」は、最高視聴率30.4%を突破した大ヒットテレビドラマです。
原作は直木賞作家の山崎豊子さんで、広い年齢層の視聴者から高い評価を得ました。
神戸の万俵財閥の長男・鉄平は、父・大介がオーナーを務める製鋼事業の専務を任され、仕事に情熱を傾けていました。
鉄平は高炉の建設を計画しますが、工事中に爆発事故が発生した上に負傷者を出してしまい、会社は倒産に追い込まれていきます…。
木村拓哉さんをはじめ、豪華キャストが集結した見応えのある珠玉の愛憎劇をお楽しみ下さい。
1960年代神戸。
万俵財閥の長男・鉄平(木村拓哉さん)は父・大介(北大路欣也さん)がオーナーを務める阪神特殊製鋼の専務を任されていました。
仕事に理想と情熱を傾ける鉄平は巨額の予算をかけて高炉の建設を計画しますが、高炉の突貫工事の最中に爆発事故が発生、負傷者を出してしまい倒産の危機に追い込まれます。
鉄平は父・大介に融資を依頼しますが断られてしまいます。
大介は以前から鉄平に対して複雑な気持ちを抱いていました。
それは大介があまりにも先代・敬介(大介の父親)の容姿や才覚と似通っていたため、妻・寧子(原田美枝子さん)との間に出来た不義の子ではないかと思い込んでいた為でした。
鉄平は自身の出生の秘密には気付いていませんでしたが、大介からの愛を感じられず幼少期から寂しい思いを抱えていました。
そんなある日、鉄平は以前交際していた芙佐子(稲森いずみさん)と再会します。
二人は芙佐子の母・志乃(多岐川裕美さん)と大介の執事兼愛人の相子(鈴木京香さん)に強引に別れさせられた過去があります。
芙佐子は長年海外で生活していましたが、料亭を営む母・志乃が体調を崩したために一時帰国していました。
しばらくして志乃が亡くなりますが、彼女が残した手紙に目を通した鉄平は愕然とします。
会社を存続させるため融資先を探し回る鉄平でしたが、努力が実ることなくついに倒産が決定します。
後に、倒産したのは裏で大介がライバル銀行を吸収合併するために虚偽の融資を行わせたことが原因であると知った鉄平は、激しい怒りを抱きます。
妻(長谷川京子さん)と子を連れて万俵家を出た鉄平は、大介を告訴することを決意するのですが…。
大介は長男の鉄平に対して非常に複雑な思いを抱いていますが、こじれた親子関係を修復させることは難しいのでしょうか。
冒頭から不幸な結末を予想させるシーンが出てきますが…。
そして、鉄平と元恋人の芙佐子はなぜ周囲から交際を大反対され別れさせられてしまったのでしょう。
二人の出生の秘密が鉄平の運命を大きく変えていく兆しです。
傍から見れば華々しい財閥一家ですが、内実はかなりドロドロとした人間関係が繰り広げられており、おぞましいほどです。
バイタリティ溢れる孤独な財閥御曹司を木村拓哉さんが見事に演じ切っており、彼の俳優としての成長を感じます。
北大路欣也さん、原田美枝子さん、多岐川裕美さん、西田敏行さん、武田鉄也さん、津川雅彦さん、平泉成さん、笑福亭鶴瓶さんなど多くのベテラン脇役陣がガッチリと脇を固め、彼らの名演を一度に目にすることが出来る贅沢な作品でもあります。
