2019年に上映された「ジョーカー」は、「バットマン」の悪役として有名なジョーカーの誕生秘話を描いた社会派ミステリー映画です。
今まで「バットマン」「ダークナイト」「スーサイドスクワッド」などの作品の重要な脇役として描かれてきたジョーカーですが、本作品では彼がなぜ悪のカリスマとして犯罪に手を染めていくようになったのかが鋭く克明に描かれています。
この記事では「ジョーカー見る前に見る映画は?バットマンの予習は必要?」と題し、過去作品を予習すべきかどうかリサーチしていきたいと思います。
※ジョーカーを無料で見る方法についてはこちらの記事で解説していますので、よろしかったら合わせてどうぞ☆
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「ジョーカー」を見る前に「バットマン」の予習は必要?
「ジョーカー」を見る前に、「バットマン」などの作品を見て予習しておくべきかどうかについてですが、結論から言うと、見る必要はありません。
なぜならこの作品は、DCエクステンデッドユニバースとは全く関係のない、ジョーカーだけにスポットを当てたオリジナル作品だからです。
ジョーカーが出演している関連作品は秀逸なものが多いですが、興味があればチェックしてみても良いかもしれません。
「ジョーカー」を見る前に見たい作品①:トッド・フィリップス監督が影響を受けた作品
「ジョーカー」を手掛けたトッド・フィリップス監督がヴェネツィア映画祭のインタビューで、「キング・オブ・コメディ」「タクシードライバー」から非常に影響を受けていると答えています。
「ジョーカー」は事前の予習は特に必要としませんが、もし興味があればこの二作品を事前にチェックしていくことをおススメします。
監督が伝えたかったメッセージをより受け取りやすくなると思います。
それではこの二作品がどのような内容なのか、類似点などを見ていきましょう。
「キング・オブ・コメディ」(1982年)
shalosh(@shalosh.3)がシェアした投稿 – 2020年 1月月1日午前9時48分PST
スターになることを夢見る売れないコメディアンのルパートは、母親と二人で貧しい生活を送っていました。 ある日、憧れの有名コメディアン・ジェリーを熱狂的なファンから救い出した彼は、強引に自分を売り込みます。 片思いの女性・リタに「ジェリーの別荘に招待された」と自慢し、彼女を連れて別荘に上がり込みますが、追い返されてしまいます。 実力を認められず、切羽詰まったルパートはジェリーを誘拐し、彼の命をタテにして一夜だけのテレビ出演を果たすのですが…。
・「キング・オブ・コメディ」との類似点
- 主人公がコメディアン志望
- 母親と二人暮らし
- 片思いをしている
- 憧れのコメディショーの司会者がいる
- 憧れの司会者と(強引に)連絡を取り合い、ショーに出演
- 妄想癖があり、現実と妄想の狭間を行ったり来たりしている
主人公がコメディアンであること、母親と二人で貧しく暮らしているところなど、置かれている環境がよく似ています。
「キング・オブ・コメディ」で主人公が「”キング”と紹介してくれ」という台詞があるのですが、「ジョーカー」では「”ジョーカー”と呼んでくれ」と言っています。
しかも「ジョーカー」に出演する人気コメディアンは、「キング・オブ・コメディ」で主演を務めたロバート・デニーロなのです!
「タクシードライバー」(1976年)
長濱 晃弘(@nagahama.akihiro)がシェアした投稿 – 2020年 2月月8日午後5時07分PST
ベトナム戦争帰りの元海兵隊員のトラヴィスは、NYの小さなタクシー会社に就職します。 彼はNYで目にする麻薬と性欲に溺れる人々の退廃ぶりに日々、嫌悪感を抱いていました。 鬱屈した日々を送る中、トラヴィスのタクシーに幼い少女が逃げ込んできますが、すぐにヒモのような男に連れ戻されます。 トラヴィスは少女に売春をやめて学校に行くように説得しますが、逆に少女に呆れられてしまうのでした。 そしてついに、彼は世の中を浄化する為、次期大統領候補のバランタインを射殺する計画を実行に移そうとするのですが…。
- 鬱屈した日々に疲れ、精神的に参っている
- 世間から蔑まれ、疎まれている
- 自分の頭を銃で打ち抜こうとする衝撃的なジェスチャーをする
- 暴力的な行動を取っているのに世間から賞賛されてしまう
鬱屈した精神状態から心を病んでいるところや、社会から不適合者として冷たく扱われているところなどもよく似ています。
ここまで見てきただけでも「ジョーカー」との類似点が非常に多いことが分かります。
もはや「ジョーカー」は、この二作品へのオマージュ的な作品であることは間違いありません。
この二作品をご覧頂くことで、監督が伝えたかった格差社会や差別などという社会の闇に対する重要なメッセージをより受け取りやすくなるかもしれません。
「ジョーカー」を見る前に見たい作品②:ジョーカーが出演する人気作品
ジョーカーはバットマンと並ぶほど人気があるキャラクターです。
純然たる悪役としてカリスマ性を放ち、多くの人々を魅了しています。
そんなジョーカーを数々の人気俳優たちが演じ、それぞれに違う表情を見せているので見比べてみると面白いですね!
「ジョーカー」とは全く趣が違いますが、ジョーカーが出演している人気作品をご紹介します。
「バットマン」(1989年)
ハリウッド映画界の実力派ベテラン俳優のジャック・ニコルソンがジョーカーを演じるということで、上映当時は非常に話題となりました。
ジョーカーになった理由は、仲間に裏切られ見た目も醜悪になり精神的におかしくなってしまったからのようです。
”ジョーカー”と言えばジャック・ニコルソンをイメージする方が多いのではないでしょうか。
この作品でもジョーカーは、狂暴さと冷静さを併せ持つ優秀なギャングという印象で、無邪気な子供のような部分も併せ持っています。
この作品を見た後に「ジョーカー」を見ると、あまりに作風が違うため面食らうかもしれません。
怪優ジャック・ニコルソンのジョーカーは一見の価値ありです!
「ダークナイト」(2008年)
この作品ではジョーカーを演じたヒース・レジャーの鬼気迫る熱演が評価され、彼の死後、第81回アカデミー賞の助演男優賞を獲得したことで話題となりました。
作品自体もアカデミー賞8部門にノミネートされており、コミック原作映画の歴史を塗り替えたとされる必見の作品です。
この作品でのジョーカーは、もう既に悪のカリスマとして君臨しており、精神異常者の狂気と狂暴さをリアルに表現しています。
ビジュアル的にもその歪んだ内面性も、まさに人々が思い描く”リアルジョーカー”だと言えるでしょう。
怖ろしいジョーカーを見たいなら、この作品が最もふさわしいでしょう。
「スーサイドスクワット」(2016年)
こちらは「バットマン」「スーパーマン」などが登場するDCコミックの悪役たちがチームを組んでヒーローたちと戦う、悪役たちが主役のアクション映画です。
ジョーカー役を「ダラス・バイヤーズクラブ」でアカデミー助演男優賞を受賞したジャレッド・レトが演じています。
ここでもジョーカーは既に悪役として面白おかしく描かれており、彼がジョーカーになった過程などは描かれていません。
コミカルで面白いジョーカーが見たいならこちらがおススメですが、残念ながらジョーカーの登場シーンが少なめです。
「ジョーカー」を見る前に見たい作品③:知っておきたい関連作品
ジョーカーの出演はそれほど多くありませんが、宿敵であるバットマンと出会った背景などが描かれているおススメの作品をご紹介します。
ジョーカーのファンにとっては少し物足りないかもしれませんが、作品としてはどれも高評価で楽しめる内容となっています。
「バットマン オリジナル・ムービー」(1966年)
ダークヒーローイメージが出来る前の初期バットマン実写版、『バットマン オリジナルムービー』を観たんだけど、ジョーカーの吹き替えが新ITのペニ―ワイズみたいに一人称オイラの甲高い道化師風だったので始終笑顔になってる pic.twitter.com/Vm38cbbYZj
— 型落中子@レンタルビデオショップのおねーさんVtuber (@kataoti_30) May 2, 2020
原作コミックを忠実に映像化したコミカルな作風に仕上がっています。
本来こういう作品だったんということが信じられないくらい、「ジョーカー」はシリアスな作品です。
対比が面白いかもしれません。
「バットマンビギンズ」(2005年)
『バットマンビギンズ』を観た。 速い展開で崩れない話。 ホラー的なバッ!と出てくる アクション。 良い人達。それ以上のクズ達。 後半の詰め込みは 良い詰め込みだった。
街のあり得ないけど格好いいデザインが最高に最高。#バットマンビギンズ pic.twitter.com/oohiuPrpsi
