本作はオトナから子供まで幅広く人気の高い『クレヨンしんちゃん』の劇場映画シリーズの9作目で興行収入は約15億円。
臼井儀人さんのコミックは累計発行部数は5000万部以上も売れています。
キャッチコピーは「未来はオラが守るゾ」です。
しんのすけの暮らす街、春日部。
その春日部に誕生した“20世紀博”
そこはひろしやみさえたちが育ってきた昔のテレビ番組や映画、そして暮らしなどを再現した懐かしい世界にひたれるテーマ・パークでした。
大人たちは子供そっちのけで“20世紀博”に熱中してしまいます。
ひろしとみさえはしんのすけとひまわりを20世紀博内の託児所に預け遊びに行ってしまいます。
託児所には多くの子供たちが、親の遊びが終わるのを待っているのです。
でも子供たちは20世紀博があまり好きではありません。
いつも二人だけで遊んでズルい!たまには違う所に行きたい!と主張しても耳を貸してもくれません。
その夜テレビを見ていると、20世紀博からのメッセージが流れます。
それを聞いたひろしとみさえの顔には表情がなくなりました。
二人は食事の支度もせずに、布団を被って寝てしまいます。
翌日、朝からひろしとみさえはお菓子を食べてダラダラ過ごします。
何の用意もしてもらえないしんのすけは、ひまわりと一緒に幼稚園に行きます。
幼稚園では子供たちではなく、なんと園長先生たちが園庭で遊んでいました。
そんな中20世紀博のトラックがどこからかやってきて、大人たちは自ら乗り込んでいきます。
しんのすけはトラックに乗ったひろしとみさえを叫びながら追いかけますが、トラックは止まりません。
ひろしとみさえは遠くに行ってしまいます。
しんのすけはいつものメンバーかざま君たちと合流します。
しんのすけたちはこのままではダメだ、大人たちを連れ戻さなきゃ!と20世紀博に乗り込みます。
「モーレツ!オトナ帝国の逆襲」の監督は原恵一さんです。
「河童のクゥと夏休み」や、しんちゃん映画では名作とされる「嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」の監督も務めています。
しんのすけ役の矢島晶子さんは2005年の原恵一監督との対談で本作を劇場版の中で「一番好き」と断言しています。
本作と次回作である『戦国大合戦』の2作は別格で、「これからはわからないけれど、今のところこの2本を超えるのはかなり難しいだろうと思う」と語っています。
主人公であるしんのすけ役の矢島さんのオススメと言っても過言ではないですね。
ゲスト声優として小堺一機さんと関根勤さんが出演し、本人役で持ちネタを披露しているところも見どころの一つです。
他にも本作では数々の名セリフや名シーンが登場します。
セリフのないひろしのシーン。
自分の存在を確認し、泣きながら、しんのすけを抱きしめます。
この場面はしんちゃんの映画史上最も泣ける名シーンと言えると思います。
「父ちゃん、母ちゃん、ひまわり、シロと一緒がいい。喧嘩しても一緒がいい」というしんちゃんのセリフ。
キャッチコピーの「未来はオラが守るゾ」を思わせるセリフですね。
未来は誰にも奪われない。素敵な作品ですので是非大人の方にも見ていただきたいです。
