ストーリー

Story

君は、誰?

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 小さな町工場でまじめに働いている大貫はじめ(丸山隆平)は、気立てがよくて優しい恋人の藤岡美沙(高畑充希)と、ささやかながらも幸せな同棲生活をおくっていた。迎えた美沙の誕生日、久しぶりに出かけようと待ち合わせていたところ、はじめの前に思いもよらない人物が現れる。かつて、泥棒稼業に手を貸して、ともに盗みをはたらいていた畠山則男(宮川大輔)だった。出所したばかりで働き口がなく、再び盗みを計画した則男は、鍵開けの名人だったはじめを仲間に引き入れる機会をうかがっていたのだ。即座に断るはじめだったが「美沙に泥棒だった過去をバラす」と脅され、泣く泣く、とある豪邸に忍び込むことに。
 そこへ、不意に訪問者が玄関に入ってきた。轟良介(ユースケ・サンタマリア)と名乗るセールスマンは、はじめを“豪邸の家主”とかん違いして、油絵の教材セットを買ってほしいと熱烈なセールストークを展開し始める。何とか追い返したのもつかの間、今度は“本物の家主”である絵本作家の前園俊太郎(市村正親)がリビングに現れた。死角にいた則男はうまく身を隠すが、はじめはバッチリ目が合ってしまう。ところが前園ははじめを“出版社から来た編集者”と思い込み、その前提でどんどん話を進めていく。

成り行きで編集者になりきり、何とか場を乗り切ったはじめだが、今度は屋敷にやってきた本物の編集者の奥江里子(石橋杏奈)に絵本作家の前園とかん違いされてしまう。編集長の米村真由美(峯村リエ)よりつかわされた奥は、前園と初対面だったのだ。今度は前園として立ちまわらざるを得なくなる、はじめ。
 そんな中、はじめは、幼少期に大好きだった絵本「タマとミキ」の作者が前園だと知る。早くに両親を亡くして、孤独の中、手先の器用さを重宝されて泥棒稼業の道に進んでしまったはじめにとって、「タマとミキ」は唯一の心のよりどころだったのだ。前園を見る目と態度をあらためたはじめは、「先生ほどの才能であればパッと企画も書けるはず……!」と編集者の役を演じながら、知ったような口をきいてしまう。だが、本当に書かせたいなら作家を信じて待ってほしいと諭され、ますます心酔。しかし、待てども前園の企画は仕上がらない。
 いっこうに屋敷から逃げ出せず、状況ごとに様々な【役】を演じ分けてきたはじめにも、だんだん無理が出てきてしまうように。しかも、クローゼットに身を隠している則男はなおも虎視眈々と金庫の中身を狙っている様子。そこへ、前園家の隣に住む自称ユーチューバーの高梨仁(片桐仁)も訪ねてきて、はじめを取り巻く様相は、いっそうカオスに。はたして、はじめは自分の正体を隠したまま、自分のことを信じて待つ恋人の美沙の元へ無事に帰ることができるのか…?!

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